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“明日”という名の恐怖

病院になんて行けなかった。
行こうとした。予約もした。
けれど、当日になるとなぜか気分が良くなったような気がしてた。だから、行かなかった。

だから、うつ病じゃないのかもしれない。 こんなのでうつ病って自称するのはうつ病で苦しんでいる人に申し訳ない。

少し前の話でもしようと思う。。。
まだ、学校に通っていた頃の話。

明日が来るのが怖い。
眠らなければ明日は来ない。
だから、眠らないの。

そうやって生きていた。

眠ると嫌な夢を見るの。
だから、眠らないの。

夢なのか現実なのか分からないの。
夢の中でも製図している。
夢の中でも学校に行っている。
夢の中でも何か調べている。

もう夢だけで十分だ。

夢の中で製図していたのに、起きてもまた製図するの。
夢の中でも学校に行っていたのに、起きてもまた学校に行くの。
夢の中でも何か調べていたのに、起きてもまた調べるの。

寝ても起きてもずっと同じことをしているの。

だから、眠らないの。

明日が来るのが怖くて、眠れないの。
だって、眠ってしまうと意識のないうちに“明日”がやって来てしまう。
“明日”が“今日”になるのが怖いの。

朝が怖いの。

また、憂鬱な一日が始まってしまうから。

世界が私を置いていくの。
なんだか、とても離れて見えるの。

私はずっと“今日”にいるの。
世界は明日になって、明後日になって、明々後日にもなるの。それは、昨日になって、一昨日になって、一昨々日にもなる。
でも、それはすべて“今日”なの。
だから、今日が“明日”なのか“明後日”なのか“明々後日”なのかも分からないの。

私のいる世界は、外の世界と時間の進み方が違うの。

だから、いつ出会えるか分からないけれど、また出会えたなら、、、嬉しいと思う。

なんだか、世界が明るく見えたとき、新しい何かが始まるんだよ。きっと、、、
だから、世界は輝いているんだよ。




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