日記221022
午前中は藍の幼稚園のオープンクラス。てっきり授業参観のようなものだと思っていたので動画を撮る準備をしていたのだけれど、親子作業だった。藍は色紙の色を選んだり、紙をテープ留めしたり共同作業を楽しんだ。
机に2組の親子が座るのだけれど、私達の席には後から女の子とお父さんのコンビが座った。いきなり男の子と一緒の席を選んだからなのか、お父さんが慌てて藍がどんな子なのか女の子に確認しているのが微笑ましい。藍は藍で、「この子は前にパパと買い物に行った時にお店で会って、挨拶してくれたんだよ」と教えてくれた。女の子にお礼をしたら照れて動かなくなってしまった。可愛らしい。
夜は花火大会。車で30分ほど行った山にいい見物スポットがあると聞いて繰り出すことにした。
藍はこの花火を3ヶ月も前から楽しみにしていた。幸い風邪も落ち着き、雨予報だった天気も一転して晴れ間が見える程になった。
出かける直前に午前中の疲れが出たのか藍がぐずり出してしまいヒヤヒヤしたけれど、夜風にあたると途端に元気になる。夜風の力は偉大だ。藍が生後半年頃だった時も、秋の夜風でピタリと泣き止むのでベランダで一緒に涼んでいた。
夜の山道は初めて。車の灯しかない世界。一度だけ、タヌキが道を渡っていたのを見た。
恐る恐る頂上に辿り着くと、既に何台も車が停めてありみんなが花火を心待ちにしていたのでホッとする。
花火が始まった。初めての、上から見下ろす花火だ。大きな一発が上がると歓声と拍手。藍の前に立っていた大学生くらいの女の子3人組が、藍がちゃんと見えるか気にしていてくれた。東京で花火大会を見た日は歩けない程の人混みだったけれど、田舎の山で譲り合いながら穏やかな歓声と共に見る花火はとてもいい経験だった。
藍に優しく接してくれたお姉さん達はもちろん、一緒に見た人々にこの先もいい思い出がたくさん生まれるといいなと思えた夜だった。
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