日記240412

両親が家に来ました。来週から1日保育なので、今のうちにゆっくり遊ぼうということになったのでした。

母は春休みですっかり疲れた私の顔を見て、背中をさすってくれました。結婚した時は大喧嘩だったけれど、すっかり落ち着いた親子関係になったと思います。むしろ家を出ていなかったらこの関係にはならなかったでしょう。

ただ、悩みは全く無いかというとそんな事もなく、やはり母親は私に踏み込み過ぎるところがあります。家に来るたびに我が家の食品庫を一つずつ物色しています。昔から部屋が汚いなどと言うことは少ないのですが、私の買い物の内容を評価しないと気が済まないところがあり、そこはどうしても抜けないようです。
悪気があったりこちらを責めるつもりはもう無いことは分かっているものの、身体の中を探られているようなゾワゾワとした気持ちになる事もあります。

それでも私はにこやかに笑っています。もう私も家を出て、母と過ごせる時間は下り坂です。この時間を削ってまで60年以上生きている母を今更変えることの不毛さに気付いてからは、出来るだけ笑顔でいる事にしました。不思議と無理して自分を抑えている感じはほとんどありません。これが年齢を重ねた事によるものなのでしょう。去年東京に戻ってきた時はまだイライラとしていた気がするので、どうやらこの1年で気持ちが固まったようです。


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