あや

静岡出身、茨城在住の大学1年生

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静岡出身、茨城在住の大学1年生

最近の記事

「反ルッキズム」のススメ

「あの人めっちゃイケメンじゃない?」 という何気ない女子トークに、私は疎外感を抱いてしまう。 そんな場面に遭遇する度に私は一抹の寂しさを覚えながらも、 自分がマジョリティから外れている現実を俯瞰して受け入れている。 私は、外見に基づいて人を判断する、いわゆる「ルッキズム」の思想に極めて敏感である。 「人を容姿で判断したくない」と意図的に自分を縛り始めたのはいつだったか、記憶が定かでない。 次第に無理に意識せずとも、「反ルッキズム」と「内面至上主義」が私の思考の根幹

    • 9月21日は「国際平和デー」

      「国際平和デー」をご存知だろうか。 ちなみに私は、大学の友人主催の「The Day After Peace 映画観賞会」に参加するまでその存在を知らなかった。 このイベントは、YouTubeに合法的に無料公開されている『The Day After Peace』というドキュメンタリー映画を見て、感想を投げ合うという内容であった。 『The Day After Peace』は、長崎で被爆を経験した祖父を持つジェレミー・ギリー氏が、「国際平和デー」――すなわち“世界の停戦と非暴力

      • 「社会不適合者」を適合させない社会

        前回の記事ではあえて「多様性」を疑ってみたが、今回は「多様性」を全肯定する。 この記事では、「同調圧力を重んじる社会から、『個性』を肯定する社会にアップデート出来れば、いじめは減少する」という自論について語りたい。 私は「社会不適合者」という言葉に常々違和感を覚える。社会に適合することを善とする、という前提条件が引っかかるからである。 例えば自分が「変わっているから」という理由でいじめを受けた際、多くの人は「どうしたらいじめられなくなるか」を考える。 最も早い解決方法は

        • 「多様性」の万能性を疑う

          私のマインドの主軸は「多様性」である。 つまり「常に寛容であれ」という意識を持ちながら生活しているということである。 しかしここ最近、この「多様性」を突き詰めたその先には、限界が存在するのではないかと考え始めた。 これまで私は、他者の意見を念頭に置いた上で、「私はあくまでこういう立場を取る」という姿勢を重視してきた。 議論とは、それぞれがポジショントークを行っているだけである。 どれが良い悪いで白黒つけるのではなく、いかに多様な意見を出して、選択の幅を広げるかが大切である。

        「反ルッキズム」のススメ