動物に舐められる血筋の話。

我が家の近所には野良猫と、野良猫なのかよくわからない猫が何匹かいます。首輪をつけているけどウロウロしている者、首輪はないけどある家の玄関の前で「開けてくれ」と言わんばかりにずっと座り込んでいる者、近づくと気まぐれに撫でさせてくれる者、様々です。
私もあいぼうも動物が好きなのですが、我が家はペット禁止の賃貸なのと、あいぼうが猫好きにも関わらず若干の猫アレルギー気味ということで、なかなか飼うのは難しいです。
そもそも、私はこんな体ですし、いつ入院するかわからないですし、今動物を飼ったところで最期まで面倒を見てあげられない可能性が高いです。命を預かるわけですから、可愛いからというだけで飼えるものではありません。だから動物の番組や動画を見て満足しています。

動物好きなので、あいぼうと旅行に行く時は動物園のある土地を選びがちです。もう何年も前ですが旭川、那須、千葉にある有名な動物園に行きました。
その動物園に行った時も、近所の猫や犬もそうなのですが、動物たちはあいぼうに対すると何故か大人しくなります。
私は近所の犬にすれ違っただけでギャンギャン吠えられるのですが、その話をあいぼうにすると「俺は吠えられたことないぞ」といいます。
おそらく、私は獣の類に完全に舐められているのです。
数日前の記事にも書きましたが、私の母も動物に舐められがちです。というか、私以上に母の方が舐められがちです。
まだ子供の頃、家族3人で動物園に行った時のことです。動物と触れ合える広場で母はアヒルに脛を突かれ、ヤギにジャケットを食べらていました。「やめてよー!」と言いながらジャケットを必死で引っ張っていた様子は、子供ながらに記憶に残っています。
だから私はその血を引いているのだと思います。
だから、いつか動物を飼ったとしても、私には懐かない、もしくは餌をくれる生き物としか認識してもらえない可能性が大いにあります。

あいぼうと一緒に何度か猫カフェに行った事がありますが、やはりあいぼうには懐く猫が私のところには一切来てくれませんでした。おやつを持っている時だけは来てくれました。
そういう人生のようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?