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イベント体験取材vol.1 読書ゼミ

メモ魔フェス広報チームでは、当日イベントを行う部・ゼミ・サークルの雰囲気や、普段どんな活動をしているかを体験という形で取材し、皆さんにお届けしていきます!

第一弾は読書ゼミ。

9月18日(土)に行われた「暇と退屈とどう向き合うか?」というイベントに特別に参加させていただきました!

今回のイベントは、定期的に行われている一冊の本をテーマにディスカッションするもの。

当日のテーマとなったのは「暇と退屈の倫理学(國分功一郎:著)」という本です。

まずはファシリテーターのにしじーさんより、本の中から抜粋して4つの問いかけがありました。

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①「暇」と「退屈」の違いとは?

  ・暇…客観的なもの

  ・退屈…主観的なもの

②うさぎ狩りや魚釣りをする人は本当に捕った物が欲しかったのか?

  →目的は「捕る」ことではなく「暇」を埋めることでは?

③忙しい人は暇を求めているが、「退屈」ではないと言えるのだろうか?

④多くの仕事が社会課題の解決に基づくものだとして、今後AIが進んだ先に全てが効率化されて今ほど働かなくても良い時代が来るかも知れない。その時私達は、暇と退屈とどう向き合うのか?


4つの問いかけの後、2つのルームに分かれてのセッションとなりました。

ここからは、各ルームに参加した広報メンバーがそれぞれの感想を載せていきます!


<ROOM-A>

ゼミの皆さんは、さすがに普段からトークセッションに慣れているらしく、どんどん持論を展開されていきます!

もう、ただ皆さんのお話を聞いているだけでも十分に面白かったです…‼(笑)

それぞれの立場から、仕事や子育てに置き換えて話が進んでいきます。

「自分にとっての暇と退屈とは?」の話から、印象的なエピソードがいくつかありました。

◆たけちくさん「娘が生まれて7か月になり、忙しい毎日を過ごしている。暇が欲しいと思っていたが、ある時突然暇ができてみると、何をして良いか分からなくなった。普段できない事をしたかったが、『暇を埋めなければ』という感覚になってしまった。」

◆にしじーさん「パーティーに参加した時、自分とは違うタイプの人達の集まりだったため暇ではないのに退屈を感じた。そこで『退屈』を感じた時に自分の価値観を知った。」

◆りゅうのさん「仕事が忙しく、やるべき事は多いが心躍る事は少ない。生産していない時間の意味づけが難しい。映画『ファイトクラブ』の主人公と重なった。」

◆まいとさん「暇も退屈も、どちらかというと悪いイメージがある。本当にそうなのか?偶然の出来事を受け止められる、開かれている状態が『退屈』なのでは?暇そうな人ほどチャンスがあると考えている。」


もう一方のルームでもどんどん議論が進んでいきました...!

<ROOM-B>

こちらのセッションでは、「できるだけ退屈を感じないようにするために、普段からどのような工夫ができるだろうか?」ということをメンバー全員で意見を出し合いました。

例えば「列の人数を数えるだけのバイト」があったとして、このような”考えなくてもできるタスク”をしているときは退屈を感じやすいですよね。

しかし、”考えなくてもできる”ということは、”他に並行して考え事ができる”ということの裏返しだといえます。

先の例でいえば、「数えながら男女比をみてみる」「着ている服装の傾向をとらえる」みたいな+αのことをするだけでグッと楽しみが増えるのではないかという意見があり、なるほどなぁと思いました!

「今行っている作業に意義・目的を見出すことができるか」が退屈感を減らすための大きなポイントになるだろう、というのがルーム内での総意でした。

(ただ、僕個人の意見にはなりますが、中には”他の人から見たら退屈だと思われるようなことも楽しめる人”もいるのではないかと思っています。「人数をカウントするときのボタンを押す感触が好きで、ひたすら押していたらいつの間にか時間が経ってた」みたいなこともありえるのでは...?とか思ったりしましたが、時間が足りなくて言えませんでした泣)


どちらのルームも、テーマの核心としては「暇」と「退屈」は別のもので、主観である「退屈」を自分自身がどう捉えるかがポイントになったようですね!

「暇」と「退屈」というテーマから、意外な切り口で自分自身の価値観と向き合う深い時間になりました。


読書ゼミでは、本をテーマにしたイベントの他にも様々な活動をしているそうです!

(↓読書ゼミの活動紹介記事はコチラ↓)

読書ゼミの皆さん、今回は貴重な経験をありがとうございました!

10月24日(日)のメモ魔フェスでは、読書ゼミの「偏愛マンガトーク」イベントがあります!

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まだまだ参加者募集中なので、気になった方はぜひ、メモ魔塾共通科・メモ魔フェスのスレッドで参加表明してみて下さいね!

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