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プロジェクトを最初に創造する「企画者」が大切にしていること

プロジェクトを創造する人。つまり最初の「旗」を立てる「企画者」の価値が上がっていくと信じている。

なぜならプロジェクトが創造され、実際にプロジェクト化すれは様々な仕事がプロジェクトを中心に生み出される。その先には様々な価値が生まれる。

だから「企画者」の価値が上がっていくと信じている。それと同時に「企画者」に求められる条件は青天井で上がっていくだろう。

では「企画」を仕事にできる人とは何者なのか?
これからの「企画者」は、何を大切にしていくことが大事なのか?


1.「アイデアマン」ではなく「世界を良い方向に変えたい人」

「企画者」は根底に「世界を良い方向に変えたい人」だと考えている。このマインドを持つことが大切だと考えている。

そういった「想い」が企画に反映され、周りの人々の共感を得てプロジェクト化され、そして動いていく。自社の事業の為とか、お金儲けとかそういうのではなく「世界を良い方向に変えたい人」と本気で思える人がいい。

例えば、ゲームの企画者なら俺のゲーム企画で世界中の人を笑顔にしてやろう。と信じている人。そういうのがとても大事だと思う。

また「これで世界を救っちゃうなー。」とか本気で考えて企画書を創っちゃう人がいい。


2.「面白がり力」がある人

フィラメントの角さんが言っている「面白がり力」。これも大事な要素だ。そのまま引用したい。

「面白がり力」とはどんなもの?
簡単に言うと「面白がり力」とはいろんなものに興味をもって、おもしろがって妄想してみる、そのことに時間を使うのを楽しく感じる力で、ほかのいろんなものとつなげたり組み合わせてみることで話が自然と展開していくようなものです。「この人話面白いな」ってひとと話してると、ひとつの話題から話がどんどん広がっていって気が付いたら仕事の話が進んでたりすることあるじゃないですか。

企画者はとにかく「面白がり力」が大事。


3.アイデアを多産できる

企画を生業としていない人でもアイデアを2〜3出すのは難しい事ではない。企画者ではない人のアイデアが企画者のアイデアよりも良いアイデアな場合も多々あります。

何となく皆が納得する「良いアイデア」または「合理的なアイデア」は企画者じゃなくても思いつく人は結構います。そこそこ上級レベルのデザイナーやエンジニアなら割と多い気がします。

でも何となく皆が納得する「良いアイデア」または「合理的なアイデア」だけじゃ駄目なんです。

企画者なら「バカじゃないって指を刺されるアイデア」や「言ったら恥ずかしいアイデア」を思い付いて、それを喋っちゃうことができる人。

なぜなら何となく皆が納得する「良いアイデア」または「合理的なアイデア」は、ほぼ100%近く、これまでの延長線上の話だからです。

世界が非連続で変わっていくこの状況下において、これまでの延長線上の企画っていうのは価値は下がっていきますよね。真に求められているのは「良いアイデア」でも「合理的なアイデア」でもない。

「良いアイデア」または「合理的なアイデア」を出し切って、なおその先に湧き出すアイデアもある。

「バカじゃないって指を刺されるアイデア」や「言ったら恥ずかしいアイデア」ですね。まぁ殆どが紙くずになるアイデアですけど、そこからまた何か新しいアイデアが生まれていく。


4.企画書は実現されなければ、ただの紙くず。って意味を理解できる人

企画なんで簡単に通らない。通ったとしても実現するまでには様々な壁がある。だから企画がボツになっただけで凹んでは駄目。別に心がタフになれ!意味じゃない。企画とはそういうものだと理解している人。

例えば、企画書は実現されなければ、ただの紙くず。って意味を理解できる人。

案外少ない。


5.ちゃんとインプットする人

思いついた「アイデア」を、美辞麗句を並べて、フォント整えて、いい感じの挿絵とか写真を使って、見栄えの良い企画書にする。って価値低いですよ。

「企画」は「アイデア」と「実現性」の間にしかない。

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「実現性」について理解するためには、ちゃんと勉強しないといけない。インプットを怠っては行けない。「実現性」は「制約条件」と捉えても良い。

例えばブロックチェーン「投げ銭」系のアイデアってまぁ誰でも思いつくレベルでテクノロジー的には作れるんですけど、「資金決済法なにそれ美味しいの?」ってのは駄目。


6.作法を知り、ちゃんと使う人

「企画書」は独り歩きするもの。いつも自分が側にいるわけではない。だから作法は大事。作法から外れた「企画書」は読む相手に負担がかかる。そういう負担がある企画書は理解されにくく、ボツになりやすい。

作法には企画書の目次的なものから、ステークホルダーマネジメント(何を求めているのか?にちゃんと答えるとかその辺)の領域まで様々だ。

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最後に私の企画関連のnoteも是非

企画書の書き方

企画者の7つの習慣


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Photo by Kelly Sikkema on Unsplash


アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。