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世界の食料システムの市場価値と隠れたコスト

昨年、食品メーカーのR&Dおよびマーケティング担当が中心の共創コミュニティ(FOOD UP ISLAND)の起ち上げに協力していました。

これまで、ほとんど考えたことがなかった食品の問題が身近に。
フードロスだけではない。

世界の食料システムの市場価値と隠れたコスト

世界の食料システムの市場価値=10兆ドル
世界の食料および土地利用システムの隠れたコストの合計=12兆ドル

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世界のフードシステムによる付加価値の総額は10兆ドル。しかしながら、健康面・環境面の課題、フードロス、格差などネガティブなインパクトの総計は12兆ドル。

つまり食産業の価値は赤字なんだよね。


【上記の表の出典元】
The Food and Land Use Coalition「FOLU-Growing Better-Global Report -ExectiveSummary」の資料を翻訳

資料はこちらのサイトよりダウンロード可能

Growing Better: Ten Critical Transitions to Transform Food and Land Use
The Global Consultation Report of the Food and Land Use Coalition September 2019
For people, nature and climate

There is a remarkable opportunity to transform food and land use systems, but as the challenges are growing, we need to act with great urgency. The global report from the Food and Land Use Coalition (FOLU) proposes a reform agenda – centred around ten critical transitions – of real actionable solutions.

<google翻訳>

より良い成長:食料と土地利用を変革する10の重要な移行
2019年9月の食料と土地利用連合のグローバル協議報告書
人、自然、気候のために

食料と土地利用システムを変える素晴らしい機会がありますが、課題が増大するにつれて、私たちは非常に緊急に行動する必要があります。 Food and Land Use Coalition(FOLU)のグローバルレポートでは、実際に実行可能なソリューションの改革アジェンダ(10の重要な移行を中心に)を提案しています。

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https://www.foodandlandusecoalition.org/wp-content/uploads/2019/09/FOLU-GrowingBetter-GlobalReport-ExecutiveSummary.pdf



これをなんとかできないか?
何ができることあるかな。
という想いで手伝うことにしました。


リジェネレーティブフード産業
- 全体最適のフードシステムの再設計 -

現在のフードシステムは大きな価値を創出している一方で、健康面・環境面の課題、フードロス、格差など、それと同規模かそれ以上の不経済を生み出しているとも言われています。テクノロジー、多様な企業間の連携、新しい流通の仕組みなどを通じてこれらの課題解決に取り組む共創プロジェクトです。


-業界の構造的な課題を共創で解決する-

世界のフードシステムによる付加価値の総額は10兆ドル。しかしながら、健康面・環境面の課題、フードロス、格差などネガティブなインパクトの総計は12兆ドルにものぼると言われています。

この構造的な課題は高度経済成長時代から変わらない業界のビジネスモデルに起因しており、全てのステークホルダーが関与している複雑な課題でもあります。

一方、バイオテクノロジーや加工技術の発展やデータによるトレーサビリティ、カスタマイゼーション、パーソナライゼーションの進展など、課題解決の方法は充実しつつあります。

「リジェネレーティブブード産業」では、業界課題をシステム的に明らかにし、研究者、生産者、食品メーカー、流通、小売、店舗など、フートシステムに関わる業界やサービスが連携して、ネガティブインパクトの最小化と共通善に基づく新たな価値創造に取り組む事で業界全体の価値向上を目指します。


2020年2月12日開催の「INDUSTRY-Up DAY 2020 SPRING」にてプロジェクトの状況もお話できるかと。

私はnoteを書くなどのお手伝いができたら良いなと。
(登壇はしませんよ)


アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。