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プロジェクトの心得、知識、そして作法

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プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、プロジェクトファシリテーター向けに書いたnote。考え方やノウハウなどを整理しまとめていきます。
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#仕事

新卒から3年目くらいの人に伝えたい。その3、「企画書」を承認するという意味

「企画書」は議論のための触媒。「企画書」が承認されることでプロジェクトは始まる。 「議論のための触媒」になるためには、どの戦略オプションを「決断すべきか?」という項目がなければならない。「決断すべきものがない」ものは企画書ではない。 だから、「決断できない」内容の企画書(と本人が思っているもの)を承認者(リーダーたマネージャー)に「決断しろ、承認しろ」と言ってもそれは無理。 そして企画書を「決断した、承認された」ということは、承認者(リーダーたマネージャー)がリスクを負

新卒から3年目くらいの人に伝えたい。その2、「作法、型」を覚えるのが先

昨日のnoteの続き 新卒から3年目くらいの人に伝えたい。成長するための3つのStep 仕事の作法や型を覚えるのが先私が覚えて欲しいのはこの3つ。 プロジェクトの特性を知る 会議を知る チームの特性を知る プロジェクトの特性プロジェクトとはどういう活動か?を知る。 プロジェクトを進めるための方法論、例えばWBSなどを知る。TODOリストを作ることから始める。 いきなりPMBOKを覚えようとしなくてもよい。まずは基礎中の基礎から。 会議を知る仕事は普通誰かとのコミュニ

新卒から3年目くらいの人に伝えたい。その1、成長するための3つのStep

Step1:依頼された仕事を、しっかりとできるようになる1)最初は意外な程できない人が多い、依頼者(例えばマネージャー)の期待を考えて仕事をする、成果を出すという習慣がないためです。 2)それまでは基本的に自分がしたいようにしていたため、独りよがりになりがち。 3)仕事は依頼者の満足度を満たすのがまず第1。(次のステップに進むために必要) Step2:依頼された仕事を、説明できるようになる1)自分が簡単にできる仕事、簡単にできるようになった仕事でも、その目的ややり方を整理し