マガジンのカバー画像

プロジェクトの心得、知識、そして作法

81
プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、プロジェクトファシリテーター向けに書いたnote。考え方やノウハウなどを整理しまとめていきます。
運営しているクリエイター

#ビジネス

誰かと話すときにプロジェクトファシリテーターがやっている5つの事

1年前に書いたnote。「プロジェクトファシリテーションで共感を得るために必要な4つのこと」こちらの話を最近何度か行いました。そのnoteを加筆・アップデートして掲載いたします。 1. 相手を知るために事前に下調べ(1〜3時間目安)・google検索やSNSなどでサクッと調べる。  例えば  ・会社の歴史(沿革)  ・ビジョンやミッション  ・創業者や代表などの言葉  これらを企業サイトやブログ、twitterなどを調べて読んでおく。 ・上記で見つけた業界特有の言葉を確認し

プレゼン演習時、最初に「相互フィードバック」を入れる難しさを書いておく。そして私の対応策

プレゼンの練習の場に立ち会うことはよくあります。 私がやっている研修にも入れます。 自分で作ったプレゼン資料を実際に皆の前でプレゼンしてね。喋ってみてね。練習大事、実際に声に出すの大事。と伝えます。 で、よく見るシーンは、プレゼンしている者同士で「相互フィードバック」しましょうって話。フィードバックのメインコンテンツが「相互フィードバック」となっている話。(私が設計した場合じゃないメニューのとき) その意図は「相手に気付きを与えることで、自分も気付きを得る。」 まぁ反対

プロジェクトの成功確立を下げる5つの事象

①期待値がメンバーで大きく異るプロジェクトには異なる職務のメンバー、組織上の利害関係か必ずしも一致しないメンバーで構成されることが多く、それぞれの期待値は大きく異なる場合が多い。例えば、ネットショップのリニューアルを例としても、それぞれの期待値は異なります。 ・経営者や店長は早く売上が欲しい、だからとにかく早くリニューアルを完成させたい。(期限が最優先事項) ・デザイナーはデザインに凝りたい。バナー1つにもこだわりたい。(表層的なデザインのクオリティが最優先事項) ・お客

プロジェクトを最小単位で切り出しスタートするための課題発見とやることを整理するための4ステップ

プロジェクトを最小単位で切り出し、 とにかくスタートするための 課題発見とやることを整理するための4ステップ 1.現状把握 ①理想、達成したいゴール、あるべき姿 ②現状課題 →思っていること全部だしてもらう。可視化する。  →メンバーにポストイットで片っ端から書いてもらい壁にはる。 2.優先順位付けギャップ(課題)を整理して優先順位を付ける。 →ファンクショナリティ・マトリクスを利用 3.最小のプロダクトの要件定義ビジネスモデル、機能定義、KPIなどなどを明確にする。

優先度をゲーム的に決めるファンクショナリティ・マトリクスPlus

機能開発の優先順位を決める時に何時も揉める。または”もやもや”するシーンが多い人・チーム向けに書いたnote。 納得感のある優先順位付けを、ゲーム的な要素で解決しようという手法です。 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社(以降ケンブリッジさん)というファシリテーション型コンサルティングが得意なコンサルティング会社から伝授された「ファンクショナリティ・マトリクス(FM)」、これは情報システムの上流工程における要求仕様の範囲や優先度における、“あいまいさ”を排除する