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プロジェクトデザイナーの考えるラジオ

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プロジェクトマネジメントや企画者の作法、リーダーシップ論などを、AI音声合成『VOICEPEAK』を使って配信する「考えるラジオ」
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記事一覧

最強のチームにしか見られない特徴

・お互いの物理的な距離が近い、よく輪になっている ・アイコンタクトが多い ・握手、グータッチ、ハグなど肉体的な接触がある ・活気のある短い言葉のやりとりが多い、誰かの長いスピーチではない ・チーム内の交流が盛ん。仲のいい小さなグループで固まらず、誰もがメンバー全員と話をする ・人の話をさえぎらない ・質問をたくさんする ・人の話を熱心に聞く ・ユーモアと笑いがある ・「ありがとう」と言う、ドアを開けてあげるなど、ちょっとした礼儀や親切を忘れない

有言実行 有言不実行、そして不言実行

『まず自分で行動する!これは最も大事なことなのか?』 実行すべき。行動すべき。有言実行こそ大事だ、動け動け! 本当にそうですかね? 有言と不言が縦軸 実行と不実行が横軸 こんなマトリックスがあるとする。 どれが大事?どれが駄目? という話し。 有言実行 有言不実行 不言実行 不言不実行 どれが大事?どれが駄目? という話し。

プロジェクトマネージャーになったら?最初に考える3つのこと

もし、あなたがプロジェクトマネージャーになったら? 最初に考える3つのこと その1 プロジェクト・ゴールすなわち「成功の定義」を考える プロジェクト・ゴールとは ・プロジェクトで達成したいことを簡潔に表現したもの ・どうなったら成功なのかを、明確に定義したもの 「プロジェクト」には必ずリスクや困難がつきまといますが、それを避けるために、「このプロジェクトにとって正しいことは何か」の拠り所となるのがプロジェクト・ゴール その2 「主要成功要因」を考える 主要成功要因とは、プロジェクト・ゴールを達成するために必要不可欠なもの 通常プロジェクトのリソースは限られている ゆえに優先順位の高い項目にリソースを集中的に投入していかねばならない 主要成功要因を設定することで、プロジェクトにおける様々な意思決定の判断基準として使います その3 「プロジェクト関係者への期待値」を考える 関係者とは、プロジェクトに関わる全ての人。ステークホルダー、エンジニア、デザイナー、企画者、協力企業・パートナー企業のメンバーなど このプロジェクトに担って欲しい役割、期待値などを伝える、自分の想いを伝える そして、関係者の期待値を聴く 内容は、このプロジェクトで達成したいこと と言うプロジェクト・ゴールそのものから、プロジェクトを通して成長したい、チャレンジングなデザインをしたい、気持ちよくプロジェクトが進むようにしたいなど、何でも良い 関係者へ期待値と想いを「伝える」、関係者の話を「聴く」。この2つの組み合わせで、関係者の全員に「プロジェクトに対してオーナーシップ」を持ってもらう 役割と責任を認識してもらう 目指すは、チームをより効果的に機能させる土台をつくること ・信頼の土台 ・お互いの尊重 ・結束力 これをプロジェクトを通じて、じっくりと、そしてなるべく早く強固なものにしていく 結果的にプロジェクトの成功確率が高くなる状態にすること

多様性を考える

私が考える「多様性」 多様性とは「年齢、性別、人種別、嗜好、、、みんな違って良い」など、ただの「属性」の話しではなく、また「多様性を受け入れよう」という単純な話しではない。 その人はどんな視点・視座でものを見ているのか? 自分との違いや同じ部分をまず考える まず理解しようと心がける 人は相互に影響しあっているので 自分という存在自体が 他人の多様性を形成する一部 他人という存在自体が 自分の多様性を形成する一部 色々な人と関係があるからこそ 自分自身の多様性も日々変化していく 自分の中の多様性に気がつく 気がつくように注意を払う 多様性とは「他人起点」ではなく「自分起点」

最初に「旗」を立てる、企画者の5つの心得

今回のテーマは「最初に「旗」を立てる、企画者の5つの心得」 「企画者」とは何か? 「企画」を仕事にできる人とは何者なのか? その心得について その1 「アイデアマン」ではなく「世界を良い方向に変えたい人」 「企画者」は根底に「世界を良い方向に変えたい人」このマインドを持つことが大切だと考えている 「想い」が企画に反映され、周りの人々の共感を得てプロジェクト化され、様々な人が動いていく 「世界を良い方向に変えたい」と本気で思える人がいい 例えば、ゲームの企画者なら俺のゲーム企画で世界中の人を笑顔にしてやろう と信じている人 「これで世界を救っちゃうなー」とか本気で考えて企画書を創っちゃう人もいい その2 「面白がり力」をもつ フィラメントの角さんが言っている「面白がり力」 そのまま引用したい 簡単に言うと「面白がり力」とはいろんなものに興味をもって、おもしろがって妄想してみる、そのことに時間を使うのを楽しく感じる力で、ほかのいろんなものとつなげたり組み合わせてみることで話が自然と展開していくようなものです 「この人話面白いな」ってひとと話してると、ひとつの話題から話がどんどん広がっていって気が付いたら仕事の話が進んでたりすることあるじゃないですか 企画者はとにかく「面白がり力」が大事 その3 アイデアをだしきる 企画者でなくても、皆が納得する「良いアイデア」または「合理的なアイデア」は2〜3個はだせる。「賢そうなアイデア」 でもそれだけじゃ駄目 企画者なら「良いアイデア」または「合理的なアイデア」を出し切って、その先の「バカじゃないって指を刺されるアイデア」や「言ったら恥ずかしいアイデア」まで思い付いて、それを喋っちゃうことができる人 喋ることで、さらに新しいアイデアが生まれていく その4 アイデアを捨てられる。 企画書を破れる 条件が1つ変われば企画は変わる だからアイデアを捨てられる勇気が大事 企画書は実現されなければ、ただの紙くず。 自分で破れる 企画がボツになっただけで凹んでは時間が勿体ない その5 ちゃんと勉強する人 思いついた「アイデア」を、美辞麗句を並べて、フォントを整えて、いい感じの挿絵とか写真を使って、見栄えの良い企画書にする、って価値低いですよ 「企画」は「アイデア」と「実現性」の間にしかない 「実現性」は「制約条件」と捉えても良い

私の内省の時間

私の大事な習慣「内省の時間」 手書きで考えている事を、ひたすら書き出す ただそれだけ 書く私のこだわり 紙は無地または方眼紙がいい 空間を自由に使える ノートよりもレポート用紙がいい 書いたものを並べられる ペンは気分で変えている 色とりどり 書くときのルール 日付は必ず書く、ただそれだけ 後は自由、落書きも多い、たまに理想の家の間取り図を書いていたりする 紙は消耗品 私は100均で方眼レポート用紙を買いだめしてある ほとんど落書きに近いものもあるので、書くことに躊躇いがないように でも100均と比較したら多少お高い「マルマン レポート用紙 レポートパッド」も愛用している 何となく気分で使い分けている モレスキンのノートも控えている 振り返り 書いた紙はクリップで留めて、机のそばに置いてある いや「転がしてある」が正しい 気が向いたら読み返す だいたい1週間に一度くらい 7〜8割の紙は同じような事を書いているだけなので、一番整理されているものだけを残す またははさみとのりで切り貼りで整理 あとは手動のシュレッダーで裁断する 裁断する作業は気持ちいい とりあえず保存版! と決めたものは、ルーズリーフパンチで穴を開けファイルしておく そしてたまに見直す 不要なものは裁断する ただただ書き出す、そして裁断する 大事なものだけ残す この過程で様々な事が整理されていく

知識を創造するプロセス

組織における知識の創造過程を4つのプロセスの循環として表したモデル 「知識を創造するプロセス」 その1 目的の共同化 「自分たちは何のために存在するのか」という問い リーダーの絶対価値が知識創造を方向づけるビジョンになる リーダーは、自己の暗黙知を他のメンバーと対話などを通して共有する その2 表出化 共同化に参加するメンバーの増加につれ、暗黙知は言語化され、形式知の形成へと向かう その3 連結化 リーダーは、組織内外に存在している他の形式知とリンクをはり、その組み合わせにより、一つの知の体系としての新たな形式知を創造し、コンセプトを具体化する その4 内面化 コンセプトの具体化のプロセスで、メンバーそれぞれが新たな暗黙知を吸収し、やがて組織に埋め込まれる

アイデアを形にするための7つの「問い」

「アイデア」は形にしないと意味がない 実現しないアイデアに価値はない アイデアの実現のために「やるべきことをやる」、だがその行動に移せない人は多い アイデアを形にするための7つの「問い」 その1 貴方は何者? ・強みはなにか? ・スキルは何か? その2 貴方自身、貴方が所属している組織は、具体的に何か持っているの? ・例えば会員が既に沢山いる。 ・例えばSNSなどのファンが多い。 ・例えば特許を持っている。 「やる気」など数字に表せない、客観的に判断できないものは聞いてない。 その3 持っているものを、そのアイデアに活かせるのか? つまり (貴方は何者?の答え)×(貴方自身、貴方が所属している組織は、具体的に何か持っているの?)の答え 自身、組織の資産をどのくらい活かせそうなのか? その4 どこの市場で事業を行うのか? ・それはブルーオーシャン? (競合がいない) ・それはレッドオーシャン? (競合が沢山) その5 顧客はいるのか? ・本当にいるのか? ・本当にいるのか? 根拠は何か? その6 顧客に伝えるメッセージは何か? ・私が顧客と思って、簡潔に話してみて その7 何時から始めようか?

キックオフミーティングの押さえるべきポイント

「キックオフミーティング」とは何か? 一言で言えば「プロジェクトの最初の公式なミーティング」 サッカーの試合開始時にボールを蹴り出す「キックオフ」が由来 キックオフは非常に大事 その意味を改めて考えてみたい もし貴方がプロジェクトマネージャーだったら? その1 メンバーの状態と向き合う事から始める プロジェクトは不確定要素が多い だから会議に召集された参加メンバーは、最初から「プロジェクトが絶対成功する 心配することなど何も無いと思っている人は皆無 口に出さないかもしれないが、不信感をある程度持っている、不信感の芽がある、それが普通だ。 「メンバーに不信感・不安感」があるのが普通 という心構えから始めよう お気楽に考えない、メンバーの状態と向き合う事から始める その2 プロジェクトマネージャーは過度の期待を持たない 貴方がプロジェクトマネージャーだとしたら、理想は「参加メンバーがプロジェクトの目的に共感して、プロジェクトに邁進する状態にする」を目指したいだろう でも最初からそんな理想の状態は非常に難しい じっくりチームビルディングを醸成する過程でつくっていきたい キックオフミーティングだけで醸成できるものではない プロジェクトマネージャーの貴方自身が過度の期待を持たない その3 「不信感を顕在化」させない プロジェクトがスタートダッシュできるか、またはマイナスからスタートするのか、この瀬戸際の攻防キックオフミーティングの準備の手を抜いてしまったために「不信感が顕在化」してしまうことはよくある話し その4 キックオフミーティングで押さえる項目はなにか? 1) プロジェクトの概要と目的とゴールを共有する ・プロジェクトは何のために行うのか? ・大義名分は何か?(目的の共有) ・どんな状態になっていれば成功なのか?(ゴールと成功の定義) ・プロジェクトの期間は?(上記を何時までに達成するのか?) ・プロジェクトの制約条件も伝える 「プロジェクトの名称」も伝える 2) 参加メンバーへ役割を伝える ・体制図を用意し、そこに参加メンバーの名前を入れる ・参加メンバーへやって欲しいと。 ・役割を伝える ・期待していることを伝える 3) 目的の達成、ゴールに至るまでの道筋を共有する ・「詳細は参加メンバーと今後を詰めていこう!」という姿勢でもよい ・数回分の会議のテーマを用意しておくのも効果的 4) プロジェクトの基本ルールを伝える ・コミュニケーションツールは何か? ・メールか、Slackか、メッセンジャーか ・課題が発生したら、誰に相談するのか? ・どう解決するのか? ・定例会議はどうか? ・いつ行うのか、誰が会議のオーナーか、議事録係は誰か、誰を呼ぶのか ・プロジェクトのグランドルールは何か? その5 メンバーの時間確保 つい後回しにしちゃう場合が多いミーティング招集、キックオフミーティングはプロジェクトに関わる人は基本的に全員呼ぶのが鉄則 プロジェクトをやると決まったら、まずメンバーの時間確保を優先しよう

企画者の7つの習慣

企画者に必要なスキルの1つはアイデア出すこと アイデアを出すには大切な習慣がある、何れも私自身が習慣にしている内容だ その1 メモをとる アイデアはすぐ忘れる だからメモをとろう いつでもメモを取れる状態にしておこう メモは紙でもスマホでも何でもよい とにかくメモをとる すぐにメモをとる どこでもメモをとる メモは常に持ち歩く 枕元にもメモをおいておく その2 情報を貯めておく 情報を貯めておく場所をつくる。 メモやブックマーク、写真、PDFなどの資料。 それを貯める場所を決めておく。 直ぐに情報にアクセスできる場所がいい。 その3 情報の整理を定期的に行う 保存した情報は定期的に整理を行う 不要な企画書、バージョン違いで沢山ある企画書を整理 ドキュメントの名前も見直す 日付も付けておく その4 雑談する 雑談は大事。 リアルまたはオンラインの雑談だけで無く、テキストでの非同期の雑談も大事 Slackなどメッセンジャーでの雑談には慣れよう その5 まちを散歩して偶然を見つける まちをふらふら散歩して情報をインプットしていこう 例えば私は本屋を散歩するのが好きだ 本屋でやっていることは、本の棚を眺めること 色々な発想が浮かぶ また平積みの本の帯のコピーは是非じっくり読んでみて欲しい その6 テキストだけの企画書を書いてみる Slackなどメッセンジャーで伝えられる程度の文章量で整理する せいぜい300から400文字程度、大体30秒から1分程度で読める文章量が良いと考えている その7 テキスト企画書の作成に時間をかけない 集中して簡潔に、伝わる企画書を書く 訓練の1つ

プロジェクトデザイナーの役割とフレームワークの考察

プロジェクトデザイナーという職業を広めようと役割を定義してフレームワークを開発し様々なプロジェクトに関わってきました その考察について話します