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MIU404の感想

超超超超超面白かった!見て良かった!共感しすぎてほぼ全話で泣いちゃったよ。

登場人物の感想

伊吹(綾野剛)の性格がとても良くて真似したいなぁと思った。
初見は、破天荒で暴走するし、誰に理解されなくても、仲間内で批判されても、自分を貫く姿勢にカルチャーショックを受けた。
こんなに組織の輪を乱してても、肩身狭く生きなくていいし堂々としていて良いんだ!?みたいな…。

私はいつも怒られないように迷惑かけないように、失敗した時はすみませんこんな出来損ないが組織に居て足引っ張っちゃって…💦の気持ちで生きてるから、伊吹(綾野剛)の向こう見ずで思いつきの行動で周りを振り回す行動(ボイレコ全然取らないし)は見ててヒヤヒヤした。
けど伊吹(綾野剛)の性格は、どうあっても俺は俺のまま人を救えるしここに居ていい!!と行動で自分を肯定してくれたみたいで救われた。

志摩(星野源)や岡田(岡田健史)の優秀だけど真面目すぎるところと、伊吹(綾野剛)の破天荒だけど情熱を持って行動できる部分が補い合ってて、迷惑をお互いかけられかかけつつ、の関係性がとても良かった。人間支え合って生きる、ってこういうことだよなあ…って思ったりした。


ストーリーの感想

全体的に幅広い問題まで広げているのに、毎話綺麗に収まっててドラマ初心者でも見やすかった。
なんで人を殺しちゃいけないのか(社会契約論)とか理不尽を受けても自分はやり返しちゃいけない葛藤とか倫理観を取り上げていて今の自分の悩みや疑問に寄り添ってくれる内容だった。


小さなきっかけの積み重ねが大きくなって気づいたら犯罪になっちゃってた!とか、自分のせいじゃないのに理不尽のスイッチが連鎖してピタゴラスイッチみたいに犯罪に繋がる、みたいなことは犯罪者だけの話じゃなくて、自分の身にも当てはまる、あるあるだと気付かされて怖くなった。
私もいつか犯罪者になってしまうのでは?今見てるニュースは他人事ではなく、未来の自分の姿では?って。
自戒として心に留めておきたいからまた見返そう。


警察は精錬潔白で常に正しい正義感を持つべきで、誰も間違ってはいけない…の世の中のスタンスはほんとしんどいよ。警察じゃなくても人間なら誰でも当てはまるでしょ。

自分は炎上したことも犯罪したことも無いし、正しく世の中に所属できている、と思っていた。
けど、ドラマ見ていたら、何気ない一言で無意識に人を傷つけていたりとか、小さな小さな罪をいっぱい知らないうちに重ねているんじゃないか…って怖くなってきた。

正義と悪の二つしかこの世に無くて、悪は全て排除すべき!の白黒しかない考えは矯正していきたい。この考えは自分の首も絞めるし。

物事は白黒2択しかない、という考えはシンプルで楽だよなー。
本当は、大体の人間関係とか悪にはグラデーションがあって、人それぞれカラーがある。この考えはめんどくさくて疲れる。
けど無敵の人にならないためにも、他人も自分も無自覚で傷付けないためにも、めんどくさいからってだけで考えることを放置するのは、意識してやめていきたい。

ドラマや映画を見る、という行為

それは生意気だよ笑、と鼻で笑われると思うんだけど、演技うますぎじゃんって思った。人間ってこんなに別の人間に擬態できるんだな〜!?って。

いつも社会で浮いてる自覚があるので、こんだけ普通の人に擬態できれば、生きるの楽になりそうだな〜って思う。

社会から浮くのは、人間の観察力が足りなくて、模倣できてないからだと思うんだけど、人をじろじろ見回すのは不審者になってしまうし、映画やドラマを見て、人間の振る舞いの参考にしたい。

人間観察は、アニメもできるけど、ドラマや映画はやっぱり生身の人間がやってるだけあって、リアリティがあるよな〜。


クリエィティブについて

雷電、歌詞合いすぎてビックリした。流行りモノって理由だけで嫌っていたけど、言葉を的確に当てはめれる人ってすごいな〜。

作中の曲も、ドラマも、クリエィティブも、私含め影響を受けた人達が、貰った情熱のまま創作活動して、それがまた別の人の心に響いて…の良い循環が広がったら嬉しいね…って思うよ。



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