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肺がんのお爺ちゃんが作家になるまで

肺がんになってしまったので、作家にならないと生きていけない。その過程を連載する。あくまで「cakesコンテスト2020」応募用。基本はタイトルがすべて。

「cakesコンテスト2020」のハッシュタグで記事を検索してみると、今noteに書いてるものを、そのまま投稿している人が多いようだ。が、この記事は違う。あくまで連載のレジュメである。

というわけで、連載内容の詳細。

・肺がんとなった経緯から闘病の過程
・差し迫る死の恐怖と生活費の不足
・足しになれば、否、そこで食べていくつもりで始めたnote
・著名な既存の文学賞に投稿する予定で実際に小説を書く

肺がんになった経緯は、既にnote内でマガジン化している。このままではWebの有料連載記事としては物足りない。理由は色々あるが、ここでは触れない。

2020年に入ってからは、日記風に。日記である事より、肺がん関連の事に限定している為、ネタ不足。最近では健康問題全般にまで対象を広げるよう修正はしているが。こちらも、そのままWebの有料連載記事にするには無理がある。

基本はノン・フィクションとして書く。

が、連載の読み物として、決してフィクションを交えないとは言わない。否、積極的に交えていくだろう。特にタイトルの後段、作家になるという部分。なるつもりなんである。そこが連載の肝だ。が、時間的にみたって当分は成れない、成っていない状況が続く。その侘しさを、そのまま人様に読ませるだけでいいのか。フィクショナルな解決は有りだ。ライターになりたいのならチャンスはあった。が、ライターになりたいわけではないのだ。作家になりたいのだ。

同時進行で書いていく小説は、残念ながら公開できない。ほとんどの文学賞が、未発表作品である事を条件としているからだ。が、プロットや進捗状況を公開するなとは書いていない。プロットやアイディアを中途報告することで、何かが生まれる可能性もある。楽しみだ。

投稿予定の文学賞は、以下のふたつ。内容と締め切り時期で選択。どちらに投稿するか、はたまた2作書くかは現状では未定。

文学界新人賞

応募枚数:400字詰原稿用紙で70枚以上150枚以下
締切:2020年9月30日
発表:2021年5月号誌上

群像新人賞

応募枚数:400字詰原稿用紙で70枚以上250枚以内
締切:2020年10月15日
発表:2021年6月号誌上

今時「純」文学かよという話なのだが、自分が書く小説とは、ほぼ死語である「純文学」しかない。その拘りは何だといえば、それは連載の中で。

連載を行うに当たって、内なる自分に対して、ひとつ大きな目標がある。課題と言うべきかもしれない。それは自分が隠していた最後の一線を超える事だ。決して劣等感ではない。元々劣等感は言って解消する主義。いや経験上、その方が楽なんだと、人生のある時期に気付いたというべきか。不思議なもので、劣等感は人様に公表してしまうと、やがて多くの部分が解消されていく。だから、隠してきた劣等感などは何もなく。むしろ、隠してきた優越感。自分は選ばれているという思い込みと勘違い。

ここが難しい。一言では表現出来ない、自分の中にあるドロドロとした拘泥。これを溶きほぐしたい。その為の切っ掛けとして、まずはノン・フィクションの形式を借りながら、少しずつ少しずつ。

還暦にもあと数年という時期に、肺がんになってしまった。ラストチャンスだろう。書いてみたい。丁寧に。途中で死んだら、ごめんなさい。


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