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今更「ビリギャル」の映画を見たはなし

GWの深夜。ネトフリで「映画 ビリギャル」を発見。今更ながら、見てみました。

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有名なので、みなさんあらすじはご存知だと思いますが。

学年ビリだった高校生さやかが、高校の無期謹慎期間に学習塾に通うことになり。そこで坪田先生という講師に出会い、慶應義塾大学を目指し合格する。という話。

とりあえず。号泣しながら見ました。笑

学年ビリだったところから、慶應大学に合格する

これも非常にすごいところなのですが。わたしが一番好きなのは、学習塾の講師である「坪田先生」の存在です。子供の可能性を最大限に信じている。一人一人のすきなことを把握し、それに絡めて勉強方法を提案している姿に感動しました。

もう一人。さやかのお母さんの「あーちゃん」も。子供の可能性を否定せず、ずっと信じ続けるところが素敵でした。

どんなところも肯定し、認めてあげる。

これって簡単なようで、とても難しい。親になった今おもうことです。子供のやりたいようにやらせてあげたい、でも社会からみた「普通」の枠からは外れてほしくない。そう思ってしまいますよね。

もし、わたしの子供が高校生になり、成績ビリ、非行で謹慎。そうなったらどうするだろう、と考えながら見ていました。

私自身、中学、高校と反抗期がありました。母が割と厳しくて、中学に入った時に仲良くなった子がヤンキーで。笑 部活をしていましたが、その子と放課後遊ぶほうが楽しくなって、部活さぼったり、保健室通いしたり。

高校でも、入学当初に仲良くなった子の家がゆるい家庭で。真反対の生活に憧れて、家出したり...。自分の家庭より自由にさせてもらっている子が羨ましい時代もありました。親が私を見捨てなかったから今があると思っていますが。

自分も反抗期を経験しているので、子供の思春期の反抗期は少しは理解してあげれる気はしていますが、正直その時になってみないと分かりません。でも、反抗期を経験して思うことは、子供を押さえつけたり、縛り付けたり、居心地の悪い家庭にすることは良くないということです。

主人公のさやかも、母は寄り添い味方してくれていますが、父が弟ばかりに構い、家庭環境はあまりよくなかったようです。私自身も親の不仲が中学生ころからあったので、少し被るところがありました。

家庭環境が悪いから非行に走っていいということではないですが、未成年の子供にとっての居場所は家か学校。選べない選択肢の中、不満を抱えた場合、家から逃げるか学校から逃げるかしか選択肢がないんですよね。

だからこそ、さやかが謹慎で学習塾という環境に入ったことで人生が変わったんだと思います。

子供に選択肢を与えてあげれるような、親の心構えを学べた映画でした。

慶応に入ることが素晴らしい、ではなく。子供の可能性を周りの大人がどれだけ信じてあげれるか。そういう視点からみると、親としてまなぶべきものがあるのではないか。と思います。

お読みいただきありがとうございました。


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