【C言語】繰り返し文の使い方

C言語の繰り返し処理
・for文
・while文
・do~while文

for文

【書き方】
for(初期の式；　繰り返すかどうかの式；　変化のための式)｛
文１；　/*ブロック内の文を上から順に処理していく*/
文２；
｝/* 繰り返し処理における文が2つ以上場合、必ず｛｝を付ける */

（確認）

実行結果

【繰り返し処理の手順】
for文では、繰り返す回数を数えるため、変数を利用する。慣例で「i」や「j」がよく使われる。

for( 式１; 式２; 式３ ){
文;
}

①式1に従い、変数iを初期化する。
② 式2の条件が真であれば、（ブロック内の）文を処理する。
③ 式3を処理する
④式2の条件が偽になるまで、②、③を繰り返す。
for( 初期化式; 繰り返すかどうか調べる式; 変化のための式 )

【練習1 】　
”hello, C world! ” を10回表示するプログラムをfor文を用いて、作成してみよう”。
https://paiza.io/projects/i45Z2Mv_it2PuyxHz3SWRQ

【終わらない繰り返し処理】

実行結果

iが0を初期値として、iが0以上かどうかに ついて、真ならば、文を処理し、iに1を加算 する。この場合、概念上持続的に、“hello,C World!” が出力される（iはいつも0以上）。 
こうなった場合「Ctrl」＋「C」で処理を中断できる。
※無限のループのあるプログラムで （端末上は）何の表示もされない場合がある

（確認）変数（ループ変数）をループ内で使う

実行例

（確認）繰り返しの回数について値を読み込む

実行結果（※入力が６の場合）

（確認）入力した数までの合計を求める

実行結果（※入力が１０の場合）

【練習２】
2のｎ乗を求めるプログラムについて、for文を用いて作成してみよう（ｎは整数とする）
https://paiza.io/projects/dBrKDvPKhGjGr9tOsEtjiA

（確認）元利合計を求める
１年で７％のの利息がつく定額預金を想定する。元金を10000円として、1年後から 10年後までの10年間の預金総額（の近似値）を表示するプログラムを考える。 （簡単のため、小数点以下の数値はそのまま引き継がれることとする。）

実行結果

【練習３】
1からnまでの2乗和を求めるプログラムを作成してみよう。https://paiza.io/projects/eTQy28Me9irRiieGMpK78w

（確認） （繰り返しの）処理のなかでscanf文を利用する場合：合計と平均を求める。

実行結果（※入力５,10,15,30,40,50の場合）

【練習４】
人数分のBMIを求める。
n人の身長（cm）と体重（kg）を、次々に読み込んでいき、BMIを求めてみよう。

ヒント：

https://paiza.io/projects/mCpMT9xwbxCuPSTKyl2zJA

While文

forと同じように指定した文を繰り返す構文

While(条件){
文;
}

(確認)while文を使ってみよう

実行結果

（確認）慣用的な条件を使う
ユーザーが０を入力すると繰り返し処理が終了するプログラム

入力

実行結果

ポイント：０以降の入力は表示されていない

【練習５】論理（否定）演算子の活用
 数値を入力させ、偶数でなければ、終了するプログラムを作成してください。ただし、 条件式において否定演算子を用いてください。
https://paiza.io/projects/8ZTPnFBOE_rA9UZdeLYgsA

do~while文

最後に指定した条件が真である限り、ブロック内の処理を繰り返す。 「do~while文」が、「while文」と異なるところは、条件を判断する前に、ブロック内の 処理を行うことである。最低1回は、ブロック内の処理が行われる。

do{
文;
}while(条件);

(確認)do~while文を使う

実行結果

(確認)do~while文を利用して、入力した点数の合計を出力するプログラムを作成してみよう。

実行結果（※入力が50,40,30,0の場合）

【練習６】
整数を入力させ、正の数が入力されれば、その数の2.5倍の値を出力させたい。 また整数が入力されるたびに、その値を出力するようにしたい。do~while文を用いて 0または負の整数が入力されれば、再入力を促してみよう。
  https://paiza.io/projects/-eQhAZHP0bngrrqHijvlmw