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行動の強化のはなし ー行動を増やすにはどうしたらいいのかー

今日は少しまじめな話です。先日のnoteで習慣化について我が家の話をしましたが、それを科学的にどんな原理なのか見ていきたいと思います。
とはいえ、一気に説明すると大変なので、まずは行動が増えるのはどんな時か、その話をしたいと思います。習慣化の話の中で書いたトークンエコノミー法は、この行動の原理の応用編になるので、一旦置いておきますね。

1.行動の後に何が起こったかを考える

繰り返し起こる行動は、基本的に行動の後に起こったことに基づいてその行動が増えたり減ったりします。よく原因は何か考えて、その原因から同じ行動ができないか考えがちですよね。でも実はそれだけでは行動は変化しません。それよりも

行動の後に何が起こったのか

これが大切なのです。もちろん行動の原因、行動する前に何が起こっていたかを考えることも大切です。ですので、この行動と前後を含めて「三項随伴性」と呼ばれます。

2.行動の【後に】良いことが起きるようにしよう

さて、行動の後に何が起こるのかが大切だと言いましたが、具体的にどういうことでしょうか。
それは、行動をしてから
1.できるだけすぐ
2.良いことor悪いことが起こる
この2つで同じ行動が増えるか減るかが決定するのです。

その中でも、行動の後にすぐ「良いこと」が起こると行動が増えます。

3.「良いこと」の具体的な例

この「良いこと」には2つの種類があります。
1つは「嬉しいことが起こる」こと、もう1つは「嫌なことがなくなること」です。「嬉しいことが起こる」というのは、例えば美味しいものが食べられる、とか誰かに褒めてもらえる、とかですね。反対に「嫌なことがなくなる」というのは、例えば嫌いな人が遠ざかる、痛みがなくなる、とかになります。

4.最後に

もし自分や誰かの行動をもっと増やしたいなと思った時には、何度も説得したり気合を入れて頑張ろうと思うよりも、行動したらその後すぐに良いことが起きるように心がけましょう。そうすることで、これまでよりもやりたい行動、やってほしい行動が多くなるかもしれません。

自分にできることが何かを模索しながら、とりあえずできること、発信できることから始めようと思います。少しでもリアクション頂ければ励みになりますので、よろしくお願いいたします。