そう、あのぐったりした背中は忘れられない。なにしろ問題数が多かった。テキストもノートも辞書も持込可だったし、基礎をきっちり習得してさえいれば鼻歌交じりにこなせる試験だったのだろうが、なにしろそのレベルに至っていなかった。だから、いま、今さらだけど、一から勉強し直しているラテン語。