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【妄想で育てる豆苗とおにぎり】#5 雑記 -キタウラ


はじめに『豆苗とおにぎりだけで3000字』

食物や動物と会話が出来てジョークだって言い合えたのなら、他に何もいらない。ただあるのは愛とオモロのみ。

初めまして!そうでない方も改めまして!日常をウルトラーでスーパーにすべくお送りしている妄想カルチャーラジオ(podcast)『ULTRA SUPER RADIO』こと『ウルスパ!』のパーソナリティの1人、キタウラです! ひとつよしなに。

雑記①『不甲斐ない夜にはコンビニへ』


お爺さんマインドで過ごしていたGWが明け、待っていたのは忙しない日常。連日に続くキツイ業務と残業、ラジオやnoteといった趣味活動、やらなきゃいけないプライベートの用事や家事、などなど。怠け切っていた心身には少し堪えるものがあったりなかったり。

疲れを一旦リセットすべく、なんとか先日サウナに行く時間を作りいつものサウナ施設に向かうと「サウナ修理中の為、使用不可」の貼り紙。切ない思いと疲れをさらに背負いながらも諦めきれない気持ちを燃やし、少し遠いが唯一ある、もう一店舗のサウナ施設に向かった。道中で牛丼でも食べてから行くかと思い、入ろうとしたら「閉店」の張り紙。

何だか切ない。もう店も時間的にやっていないので、やむ終えずコンビニで、おにぎりでも軽く食べようと思いコンビニに入り、おにぎりゾーンへ向かった。左から、ツナマヨ、ツナマヨ、エビマヨと何故か売れ残った『マヨにぎり』が“3個”だけ陳列していた。

何だか切ない。まぁきっとこのおにぎり達も今の私と同じように、何とも言えぬ、やるせない気持ちでいる事だろうと思い、こいつらを残してはいけない!と思った私は“3人”を抱えレジへ向かった。慰め合おうぜ、兄弟。(おにぎりだけど…)

レジでホットスナックのラックに目が行くと『ななチキ』だけが売れ残っていた。

「うぅ…泣かせるなよ、兄弟。周りを見ればファミチキやLチキ、からあげクン。何だかやるせないよな、わかるよ。チームは優秀だけど、自分と同じ立場の奴らは出世や成長していく、そのどっちにも振り切れないみたいな思いが、やるせないよなあ…わかった、もう泣くな。一緒に行こう。」

私)「あ、ななチキひとつ、お願いします」

店員)「え?」

私)「あ、な、な、チキひとつ…!」

何だか切ない。このマインドで強気に注文を聞き直されてしまうと、不思議と応えるものがある、なんとか注文を聞き取ってもらい同志は集まった。さぁ行こう。兄弟達よ。心の安らぎを求めジパングの旅へ(サウナに行くだけ)

続き『バニーガールに手を振って。』

やけに温かい『ななチキ』に涙を堪えながら、閑散とした繁華街を食べ歩いていると、視界の右端で誰かが私に、手を振ったように見えた。でも私の視界の右には、通行人や対向車も見えないし、右は店が並んでいるので人がすれ違ったら気づくし、もう店は時間的にやっていないだろう。左も勿論、人も車も通っていない。

まぁ良いかと思い歩いていたら、また誰かに手を振られたような気がした瞬間「ん?…ん!?」思わず二度見をしてしまった。

すぐ右手にガラス張りの窓から『バニーガール』姿の女性が複数で手を振ってきていたのだ。もう店はやっていないという思い込みと、まさか『バニーガール』がガラス張りの中から手を振ってくると思っていなかったので、思わず不意をつかれた気持ちだった。(バニーガールのコスプレをしたコンセプトバーだった見たいです)

二度見した上に、異常にびっくりしてしまい、思わず兄弟(おにぎり)を落としてしまった。すかさず兄弟(おにぎり)を抱き抱え、そそくさとその場を足早に去った。

何だか切ない。理由は分からない、けれども繁華街の同世代らしき人らを見ると、『男の気概』みたいなものが、自分は希薄過ぎてるように感じ、不甲斐なさや、やるせなさが残る。きっと「ななチキ」「マヨにぎり」達も共感してくれるだろう。

次ここを通る時は『バニーガール』に手を振り返せる男になってやる。と誓いを立て、兄弟(おにぎり)と強く抱擁をし(手に握って)お別れ(食べた)をした。

雑記②『豆苗はいじめられっこ?』


唐突ですが『豆苗炒め』って美味しくないですか?

いつだか会社の方々といった飲み会で豆苗炒めを食べた時に「こんなに豆苗って美味かったっけ?」となって以来、私の思考世界にあるグルメ界隈で気になる存在となっている。

少し前に『マハラージャン』というアーティストの方のInstagramのストーリーで『豆苗日記』なる、豆苗を育てている過程を定期的に掲載しているのを拝見した。


この方の豆苗の育て方は『リボベジ』というらしい。

「リボベジ」とはリボーンベジタブルの略で、再生野菜という意味。普段捨ててしまいがちなニンジン・大根などのヘタや、青ネギ・豆苗などの根っこを水に浸けて栽培し、再生後に食すというものです(ネットから引用)

栽培者)「よしよし、今回もよく育ったな。さて頂くとするとか。ん?何?もう成長するのがしんどくなってきた?馬鹿言え!!!お前はまだやれる!こんなところで命を根絶やしにするんじゃない!!」

豆苗)「いや、もう僕十分頑張りましたよ…2回も収穫すれば十分じゃないですか!?(キレ気味)」

栽培者)「うるせええ!!ほらほら!!水だぞ!美味しいだろ?うまいだろ?もっとがんばれよ」

水やりの音が流れる)「どばどばどば〜!!」

水に溺れる豆苗) 「ゔぅう!げぼ!…ゲホ、ゲホ!!」

いかん。一瞬、スパルタ部活動やマッドサイエンティスト、はたまたSMプレイ?といったようにあらぬ妄想が働いてしまった『再生野菜~リボベジ~』実に妄想のしがいがある良い言葉じゃないか。

実際『マハラージャン』さんのInstagramの投稿でも

「もうこんなに生えてきた!」
「え!今日もこんなに!!?」
「無限豆苗www」

みたいなテンションで載せていたので、ある種のサディスト的欲求の楽しみが『再生野菜』には含まれているのかも知れない。なんて思っていると、みるみると豆苗に対する興味も如何せん湧いてきた(別に私はSじゃないですよ?逆に豆苗になりたい。じゃあMかって?い、いや別にMって訳でもねえし!)

別にサディスト的欲求がなくとも、ゲームとかである、マネー増殖バグや経験値の無限上げ、みたいなのみんな好きっしょ?それと一緒!!実際、豆苗って生きる為に必要な『食』を補える訳で、無限に豆苗を育てる事ができれば、お金も浮くし、食事にもなる、しかも美味い。おいおい、豆苗最強か?もう人生の裏技じゃんね?

私の妄想と好奇心の種は豆苗並みに成長が早いかも知れない、たかが豆苗、されど豆苗。

続き『豆苗日記 第1話!?』

さぁそれでは『豆苗日記 第1話』と続けて書ければいいのだが、まだ育ててもいなければ、何なら豆苗なんて人生で一度も自分で買ったことはない。すいません。

読者の方々の呆れ顔と失笑が目に浮かびます。その蔑んだ“目”…私の心の中のマゾヒスト的欲求が“芽”を出してしまいそうです。すいません。

家にある非常に枯れにくいとされてる唯一の植物の『ガジュマル』でさえも育ててるのが危うい私ですが、いつか『豆苗日記』をお届けしたい所存で御座います、乞うご期待!(P.S 豆苗のプレゼントお待ちしております)

今週もしょーもない雑記を読んでいただき有難うございます。どうかあなたにも、ささやかな幸が芽生えますように🌱

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