見出し画像

ネックレスが切れると不吉なの?

※この記事は2018/10月19日に記載した記事の抜粋です。
https://www.meme-jewels.com/post/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%A8%E8%BE%BC%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E9%A1%98%E3%81%84

●チェーンが切れた時は浄化のタイミング

今年もそうですが、お正月明けやGW、お盆明けという連休明けになると嫁入りしていったたネックレスたちの修理やメンテナンスのご依頼が多くなります。愛芽ではチェーンの中でもコンセプト上、滴をイメージさせる比較的繊細なボールチェーンを使用しているので、チェーンが切れても初回無料(無期限)でお直しさせて頂いています。

そうでなくても長く身に着けてもらいたい、物を大切にして下さる方の元へ嫁入りしてほしいという親心があるので、基本的に修理ができる作品が前提として創作し、チェーンや指輪のサイズのお直しの際は石の浄化、チャージ、クリーニングもセットにしてお渡ししています。

これを私は「里帰り」と命名し、チェーンが切れたタイミングがそのジュエリーの浄化やチャージ、メンテナンスのタイミングだと個人的に思っています💎※自身の作品に限ります

これが不思議と15年もアトリエをしていると、何年たっても全く切れないお客様もいれば何度も切れてしまうお客様もいてその考察が面白く、長年愛着を持って身に付けていたネックレスが切れた時や、壊れた時、何か不幸がやってくるのかも知れない…。と不安に思われるもお客様も時々いらっしゃります。


●本来は災いから身を守るもの

現在ではほとんどの方がオシャレ感覚で身に付けていると思いますが、本来ネックレスは願いが叶うように想いを込めるアクセサリーと言われています。(良くも悪くも)
何となく不吉に思ってしまうのには「下駄の鼻緒が切れると縁起が悪い」そんな言葉が残っていることも原因の一つのようで、昔は亡くなった人は火葬ではなく埋葬され、その時墓地の土を踏んだ草履には死霊が憑くと考えられ、縁起が悪いと言われていたようです。
死霊が草鞋を履いて憑いて来れない様に、草鞋の鼻緒を切ってその場で脱ぎ捨てていく風習があり、この事から靴の紐が切れたりすると縁起が悪いと言われるようになったと言われていますが、これでは本来の意味からずれてしまい、本来鼻緒を切るのは死霊が憑いて来れない様にするはずだったのに、時代と共に捉え方が変わってきてしまい、ネックレスの鎖が切れた時にもなにか不吉な事が起こる前兆と考える人が多くなったようです。

ネックレスの本来の意味からすると、鎖が切れるのは、災いから自分自身を守ってくれたと考えた方がこのお話からも自然です。ミサンガも切れると願いが叶うと言われてますよね。

●忙しさやストレスも原因

勿論、こうした縁起とは関係なく小さな子育て中のお母さん(過去一番多かった)や仕事が忙しかったりストレスフルな状況の方等は、お子様が引っ張ったり、自身でも知らず知らずのうちに疲れによって、普段より行動が乱れやすいのが原因で、何かしら負荷がかかって鎖を切ってしまう事もあります。短期間に何度も切れてしまう場合はこれが一番の原因とも言えますが、これもまた最近疲れているよ?休んだら?のサインで自分を癒す時間を持つ事を教えてくれています。
又、一度修理すると直した部分の強度が弱くなって切れやすいという場合もあります。

●人生の節目に切れる事もある


そうでない場合にひょんと切れたりする場合は、身を守ってくれた以外にも、人生の節目を迎える時のお知らせとして切れる事もあります。ただ、この時はチェーンだけでなく、自身の身の回りのものもやけに壊れる傾向があったりします。これは自分の魂の成長を表していて、自分の波動が上がると、今まで作っていた物の波長が自分と合わなくなる事で、身の回りの物が壊れることがあります。それに伴って、願いが叶うという幸運の知らせとも捉えられるようです。

但し逆もしかりで、先ほど書いたようにストレスや体調不良の時も身の回りの物が壊れる事もあるので、そんな時はこちらも自分自身のメンテナンスを意識して癒す時間をきちんと持つと良いと思います。

●物に対してもありがとうの気持ちを

とはいえ、長年毎日使用していればどうかこうかで切れるのも自然な事。なんでもかんでも縁起に結び付けるのは控えつつ、それでも愛着を持ったネックレスが切れた際に、「これは不吉かも⁉」と思うより、「あぁ自分の身代わりになってくれたんだ。ありがとう。」そう思うと、とてもポジティブだし心がほっこりしませんか🌼✨
古くから物には魂が宿るとも言われていて、ありがとうの気持ちで修理して、また身に着ける。パワーストーンの効果以前に物と人との絆を深めることは個人的にとても大切な事だと思います。これは心の豊かさにも繋がる素敵な事だと。だからこそ創り手の私もそうであってほしいと想いを込めてお創りしています。
私自身、自分が見に着けるネックレスたちに助けられてきたので、いつもありがとうの気持ち。無くしてしまう場合も身を守ってくれたり、願いが叶ったら無くなるという事があります。私に限らずお客様にもこれにまつわる不思議な実話もあるのでまた次回に書きたいと思います♪

大切にしているものほど無くなると、とーっても悲しいのですが、石が入っているのものは特に身代わりになってくれた、もしくは願いを叶えてくれたと感謝するのが一番だと思います。石達の無償の愛💎✨

●日本に古くからある大切な教え

…と、ここまでいくと、信じる信じないのお話になりますが、それでも日本では昔から、長い間、大事に使ったものには、「付喪神(つくもがみ)」と呼ばれる神が宿ると信じられていて、物が単なる物ではなく、そこに霊魂が宿ると考えられたのです。
だからこそ、特に日本人は物を大切にする事が美徳と考えられてきた風習があります。信じないにしても、物を大事にすること自体はとても良い事だと私は思うのです。そう思えば、ネックレスも大切にしていれば、魂が宿りあなたに降りかかる災いからあなたを守ってくれていると考えられるのではないでしょうか?

そしてこれは銀が本来持つ意味にもリンクするのです。
これもまた別に機会に書きたと思います♪

物を大事にすることは自分を大切にする事と一緒。

現代よりも不自由で何もない時代だからこそ、重要とされる事の本質が昔の時代にはあると思う私です。

今週も素敵な3連休でありますように…🌱


2010/moon pendant

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?