投資日記 お金は血液

生涯投資家を読んだ。コーポレートガバナンスの大切さについて説かれていた本であった。コーポレートガバナンスにおいては「会社は株主のもの」という基本姿勢に基づいて、株主価値を最大化するべく企業の方針を質すことが目的である。

コーポレートガバナンスを駄々しく行うことによって日本企業のPBRが上昇することになる。現在の基準では日本企業の平均PBRはアメリカのそれの三分の一程度である。これは日本の株主が企業に期待していないことを意味しており、企業の力である資産が株価に反映されてい居ないことの表れであもある。

物言う株主が増えることで企業は得た収益を価値ある投資に回す、株主に還元するのどちらかを選ぶことによって正しく使うことができる。こうしたコーポレートガバナンスを通して日本における企業の在り方が正しいのもになれば、日本における投資も身近なものになるに違いない。

日本に眠る巨大な個人資産の投入と、それに応じた企業のコーポレートガバナンスに従った方針策定がなされるという好循環によって日本社会が健康なものになってゆくのだろう。

ともあれ一人の個人投資家として、コーポレートガバナンスに基づいた企業の在り方を求めてゆくのも言う株主であろうと心に決めた。

ありがとうございます 書籍にオールインさせて頂きます。