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生活の剥奪

ご飯より卒論、寝ても覚めても卒論

のこの生活の一部が何かに侵食されて、

何もしてない時間が殆どないような瞬間が好き

ある種の生活の終わりみたいな

そのことしか考えられない

昨日はこれをしたから今日はこれ、

明日はこれが残ってるから続きと、

それが終わったら次はこれ

でそれが終わったら、

を永遠に繰り返してる。

夜ご飯の最中に教授からチャットがきたから返信した


就活のときからタイムラプスを撮ってる

勉強のタイムラプスをなぜ撮るか、

それは自分が自分に厳しいからである

誰かに見てほしいという気持ちがないわけではない
大学生が毎日勉強をしているだけの動画が流れてくるTL

見ている人々はどんな気持ちなんだろうか

勉強して偉いね

違う

毎日やって偉いね

違う


勉強して偉いね?

大学という学びの場にこの勉強がしたいという意思で高い授業料を払ってもらって、何を理由にさぼろうとしている?

毎日やって偉いね?

毎日やらないと人は忘れていく生き物だし、毎日ギリギリまでやっても「完成」するまではまだ途中。パソコンを閉じるとき、「あともうちょっとしたい」と感じるし、「ここから」という内容を書いた付箋をPCに貼って眠りにつく。

まだ時間あるから!という言葉が信じられない

一番進んでるよ、と言われるが、周りより採集したデータの数、解析パターンは確実に多い。

解析に3時間かかったというのに、一体何をどうしたら「大丈夫」になるのかわからない。毎日少しずつでもデータを読み込む

寛容さがない

直したいけどよく言えばそれが長所でもある


どうしようもなく、なにかに囚われて
それに縋って
生活の一部を持っていかれる
じわじわと蝕む、この感覚は嫌いじゃない