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セッション9 三つの壺

恒例の壺イメージである。

今回の壺は3つ。

一つ目は真紅の壺で,中には指輪がぎっしり入っていた。そしてどうやら中から神社で聴くような音楽が聞こえてくるようだ。
私は指輪を幾つか手に嵌め,楽しんだ。

二つ目の壺は真っ黒で,見るのに少し恐怖を感じた。中を覗くと無機質・無個性な人間の顔が取り付けられており(この表現が最も的確に思える),目があった。私は物凄く怖くなって離れた。

三つ目は白色で,中を覗くと目玉焼きが一つ,ジュージューと音を立てているのが見えた。暫く眺めていると内部にソーセージやサラミなどの食べ物があふれ始め,私はそのいくつかを手にとって食べた。私はよい気分になった。

一つ目の壺には,木製の蓋をする。
二つ目には,金属製の蓋をする。
三つ目には,なにもしない。

ここからさらにアプローチしていく。

一つ目の壺から聞こえる謎の音楽を探るため,私は指輪類を全て壺の外に出した。すると壷の中に小さな神社が建っており(まるでミニチュアのよう),私はわぁと声を上げて,そっとしておくことにした。指輪は戻した。

二つ目の壺をまた恐る恐る覗くと,無個性だった顔が西洋人風のものに変わっており,少し安堵した。すると壺に“取り付けられている”顔が「May I go to the restroom, please?(お手洗いに行ってもいいですか?)」と唐突に喋ったので,私は困惑しながらも「Sure.(もちろん)」と返答した。すると顔はガチャガチャと音を立てて“裏側”へくるりと仕舞われてしまった。そこにあるのは金属製っぽい板の集合があるのみ。
私は壺から離れた。

三つ目の壺には,中身を食べる以外特に何もしなかった。

今回は久しぶりに安全確保後のアプローチについても記述した。

やはり自分の中で「黒い壺は怖い」の印象が強まっている。
そして今までかなりの割合で「白・黒・赤褐色(土色)」の壺しか登場していない気がする。
これについても考察を深めていきたい。

それでは。

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