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【エッセイ】作家さんと私

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ショップで紹介しているブランドについて、出会いや紹介しきれなかったことなど、裏話を綴ります
運営しているクリエイター

#エシカルファッション

まちづくり目線のアップサイクルにワクワクするのは、”ほしい未来への時間軸”があるから。

「アップサイクル商品」を買うとき、またはつくるとき、はたまた売るとき、多くの人は「ゴミを出さない」「環境に配慮している」というような視点で行動していると思う。 ところが今回、メルとモノサシで取り扱いを始めたアップサイクルブランド「巡り巡る」はちょっと違う。興味深いのは、「まちづくり」を目的としたアップサイクルを行っているところだ。 テント生地の残反をつかったアップサイクル製品をつくる「巡り巡る」を企画しているのは、兵庫県播磨町でまちの人たちの活躍の場をつくるような、さまざ

あの日、平和を願う"高校生の彼女"と"小学生の私"が出会った気がする

私がショップの立ち上げを構想することになった大きな理由は、「素晴らしいものづくりをしている人が周りにたくさんいるから」である。最初の数ブランドは、ショップの構想前から知り合っていた方ばかりだ。 シリアと日本をつなぐアクセサリーブランド「YDY」の代表・有希さんもその1人。彼女との出会いは、私がまだ古着のチャリティーショップのマネージャーとして日々古着の活用について考えまくっていた頃。衣類交換会などを企画してエシカルファッションを啓蒙する「カタルフク」のメンバーとして知り合っ