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読了報告#3 『すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術』

今回はノートの使い方について。前の記事でも少し書いたけれど、ノートというやつは想像以上に便利だなと気付かされたのがこの一冊。

書籍情報

『すべてはノートからはじまる  あなたの人生を開く記録術』
著者:倉下忠憲
出版社:株式会社星海社


ノートの力を侮るなかれ

  いままで、授業ノートという風にしか書いてこなかったノート。これが意外と素晴らしいツールであるということは本書は歌っている。仕事や趣味。何にでも使えて自身の可能性を広げてくれるかもしれない道具であると。ノートの何がそんな魔法を引き起こす可能性を秘めているのか。本書を読み終えての印象を書いていく。

1, フィードバック発生装置としてのノート

  ノートの大きな効果として、”自己の中にフィードバックを起こすこと”がある。思考や、アイディアを外界に排出することで自分とは別のものとして捉えられる。結果として、自分の考えの穴や改善点が見つかることがある。実践をしてみるとわかるが、これは意外と効果が感じられた。頭の中で形があるような、ないような状態の”ナニカ”をテキトーに紙面所に書き表すだけ。それだけで自分がどのように考えていたのか、見通すことができる。
  私はプログラムを組むときに思いついたことを乱雑に書き付けるという手法で実践をした。正直とても雑な実践方法だとは思うけれどこれでも効果が感じられてびっくり。

2,  ノートはテレパシー

  私たちはノートに書き起こすと、文字に思考を固定することができる。そしてそれらは、時間・空間を隔てて他者に伝達を行うことができる。これをスティーヴン・キングはテレパシーと称したそう。いわれてみれば確かにそうかも。そしてノートのすごいところは自身が書いているが故に、そのテレパシーが自分対過去の自分に発生することにある。特にアイディアを出す時に重宝する効果。「あー何だったけ」もノートがあれば解消されるし、過去のアイディアから刺激を受けて新しいものが思いついたり。はたまた自分が過去に答えを出してたなんてこともしばしば。

頭脳の整理効果

  これは私がこの本を読んで実践し感じたこと。なので直接的な書籍の内容ではない。がこれも大きなノートの効果に思える。ここでいう頭脳の整理とは、思考・アイディアをテキストに固定することで頭の中から排除していくことにあたる。

すると複雑な物事を考えた時の思考停止が緩和される

  先ほど書いたようにプログラムを書くときにノートを使っている。プログラムを書くときには、頭の中でいろんなロジックを想起させる必要があり結構な頭脳労働であると同時に行き詰ってしまうことも多々。この”行き詰る”状態をノートが緩和してくれる。特に思考が堂々巡りしている場合には有効だと思う。なぜなら、思考を外界に固定することで固定したことにしては考えなくいいから。

思いつく → 疑問が湧く → 無理そう → いけるかも? → ダメか? → …

という風な思考のループが始まったら、思いついたことをすべてノートに書いていくのがオススメ。

以上感想と自分の体験になります。では、また

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