オフロハイリタスギルス3世

 旅行前に仕事を詰め込んだので、眠れなくてパッパラパーになりそうだ。
 いや、仕事を入れまくった後に旅行を差し込んだといったほうが正しいだろうか。『テルマエ・ロマエ』を読むと温泉地へ行きたくなる。それにホテルで直前割のプランが安く出ていた。これはもう行くしかない。

 もうじき出かけるというときに、明け方のテンションでYoutubeの懐メロを流しながらnoteを書いている。近頃ではYoutubeのような動画サイトでも公式が楽曲を提供してくれているため、権利侵害のアップロード曲をその都度避ける手間が減ってありがたい。もちろん曲単位で買うには買うのだが、この曲を聴きたい、ではなくなんとなく多くの中からフィーリングで選び、しかも他者のコメントも見られるという点からすると、賑わいのある動画サイトに一日の長がある。

 温泉ホテルでは、敢えて夕食なしのプランを選んだ。節約したいからではなく、ほかのレストランなどで食べてみたいからである。なんというか、ホテルのディナーはそれはそれで良いものだが、せっかくの観光地や遠隔地に出かけても、ホテルで食事が出るからと思うと、現地でなかなか食べられない。胃のキャパシティには限界があるからだ。

 太らず、健康にも悪くならず、満腹にならずにひたすら食べる楽しみを味わいたいものだが、これは無理である。そこまで食が細いわけではないので人並みには食事を楽しめているにせよ、たとえばバイキングなどではアレもコレも食べたいとなって、胃の容量との戦いが勃発する。

 現時点で夕食はノープランだが、海鮮にしようか肉にしようかといった迷いがある。それもまた旅行前の楽しみのひとつだ。

 ちなみに詰め込まれた仕事はもう少し残っており、それらが片付かねば出発しようにも出発できない。仕事で稼ぐからこそ旅行にも行けるのだとは思うが、それにしても大変だ。旅行する喜びと仕事する喜びとが同じくらいであったらいいのにと思う。ただ、もしそうだったら旅行せずにひたすら仕事をしてしまうかも知れないが。楽しくて、しかもお金まで入ってくるなら無敵である。仕事ジャンキーの経営者などはそういうタイプなのだろう。

 とりあえずあれこれと準備をした後は、出たとこ勝負でトラベルするしかない。トラブルが起きるかも知れないが、それもまた旅の醍醐味だ。
 しっとりと温泉に浸かり、美味しいものを食べて、英気を養いまくってこよう。



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