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#19 自閉症児は相手の気持ちを考えるのが難しい

MelonPapaです。発達障害の4歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。(自己紹介はこちら)
今日自閉症に関するWebページを見ていて、「自閉症児は相手の気持ちを考えるのが難しい」ということを感じたので、それについて書きます。

サリーとアンの課題

色々調べている方は既にご存知だと思いますが、私はこの「サリーとアンの課題」のことを今日初めて知りました。ご存じない方のために、サリーとアンの課題の概要を以下に書きます。

・サリーが自分の好きなビー玉をかごに入れて外に遊びに行きました。
・アンはサリーのビー玉をかごから出して、横の箱に隠しました。
・サリーが外から帰ってきて、ビー玉で遊ぼうとしました。
・さて、サリーはどこを探そうとするでしょうか?

この課題に対して、多くの自閉症児は「箱の中を探しに行く」と答えるそうです。本人は上記の内容を聞いているので、ビー玉が箱の中にあることは知っていますが、「サリーは出かけていたからビー玉を移動したことは知らず、かごの中にあると思っている」ということを理解するのが難しいようです。健常者のお子さんも3歳頃までは箱の中と答える子の割合の方が大きくなるようですが、それより年齢が上がるとかごの中と答える子の割合の方が大きくなるようです。

本音は、正しい行動の理由を理解してほしい・・

サリーとアンの課題の結果のことを知って、自閉症児は相手のことを考えるのは難しいんだなと改めて感じました。例えば、友達のおもちゃを取ってしまおうとした時、「おともだちに返そうね」「別のもので遊ぼうね」と正しい行動を促してそれをできるようにすることは、周りの人が継続して本人に声掛けすることでできるようになるとは思います。でも、本音は、「友達のおもちゃを取ってしまったら、友達が悲しむから」という理由を理解してほしい。ただ「お友達が遊んでいるものは取らない」というルールに従うだけというか、正しい行動を丸暗記しているだけというか・・。

「相手の気持ちを考えるのが苦手」というのは本当に辛い現実。本人に一切罪は無いのに・・。少しでも克服する方法はあるんだろうか?相手が悲しむことを想像するのもそうだし、相手が喜ぶことを想像できたら人との関わりも楽しくなるだろうに。

現実を突きつけられて、久々に少しネガティブ思考になってしまいました。前向きに切り替えねば。

短いですが、今日はこの辺で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。



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