どうしたって毎日は平凡で

どうしたって毎日は平凡で、未来は自分の期待通りにはならなかった。はっきりいって、つまらなかった。未来を想像したところで、叶うことはないから、いつしか期待するのをやめた。

将来を設計することを高校で教えられるけど、自分の将来なんて価値があるとは到底おもえなかった。将来の夢なんてのは昔から無かった。自分の願いは分からなくて、周囲の願いがいつからか自分の夢になっていた。

そのうち、自分だけ遠回りしているような気分になった。周囲は自分の将来を設計し、そのために必要なことを選択して、合理的に生きている。でも自分は、将来を設計するどころか、将来には不必要なことばかりして、無駄なことばかり考えて悩んで、強いられたことを仕方なくやっている。

でも、遠回りしていることは分かっていても、周囲の大多数の人達のようにはなれなかった。わたしにとっては、周囲の人達のすることの方が無駄に思えた。そうする意味が分からなかったからだ。

なぜ働かなければいけないのか、なぜそんなに笑顔を取り繕って機嫌を取らなければいけないのか、そもそも人はなぜ生きなければならないのか。そういう疑問が、わたしを足止めさせた。強制的に社会に適応させようとする教育と、生きることに対して素朴に湧き上がる疑問のせいで、なにが正しいのか分からなくなった。頭の中は分からないことだらけだった。スピリチュアルにもハマったけれど、それらがわたしの疑問を解決してくれることは決してなかった。

心は半分、病んでいた。でも最初はそうでもなかった。わたしは部活がだいすきで、吹奏楽がだいすきで、とても愛していた。そのおかげで元気になれた。音楽が大好きで、その帰り道も好きだった。部活が終わったあとの、日が暮れた後の澄んだ空気を吸いながら、星空をみて、友達とわいわいしながら帰る日々がほんとうに好きだった。

けれど、将来の選択を迫られるようになり、現実が近づいてくるほどに、心も病んでいった。大学受験のときはピークで病んでいた。わたしは、目先の楽しみを追い求めていたことと、将来のための地道な努力を怠ったせいで、公立大学は落ちてしまった。同時に、高慢な心と自信も失った。

大学に入ってからも、働く現場がほんとうに嫌なものだと知り、ますます病んだ。もちろん嫌なことばかりではないことは知っている。でも、そこから元気になれるようなものを貰えることはなかった。毎日毎日、考え過ぎるほど、悩んだ。生きる軸をどこに置けばいいのか分からなかった。生きる意味がわからない。やっぱり、わたしは遠回りばかりして、人生が停滞していた。

けれど、その停滞していた人生が、いっきに進んだような出来事があった。それはあるブログ記事を読んだことだった。神さまからの啓示が書かれているとのことで、気になって興味本位で読みはじめた。正直なところ、キリスト教には偏見があったけれど、そんなものはすぐどこかへいってしまった。どんどん答えが与えられ、人生の疑問を解いてくれるのだった。

わたしは斎藤一人の動画を聞いたこともあるけれど、話を逸らすばかりで一向に本題に入らず、答えを言ってくれなかった。しかし、raptさんの有料記事はそんなことはなかった。出し惜しみすることなく、あらゆる角度から生きる術を教えてくださった。ただ、神さまの愛と真理を軸にして、神さまの指し示してくださる道を進めばいいのだと分かった。なぜ人は生きているのか、生きなければいけないのか、それがはっきりと分かった。死にたいとばかり思っていたけど、有料記事を読み進めるうちに、神さまを知るようになるうちに、その思いは知らないうちに消えていた。

なによりも、愛を知ったことが大きかった。祈ったとき、神さまから感じたその愛が本物すぎて、あまりにダイレクトに心に刻まれて、脳裏に焼き付いてしまった。だから、忘れられなかった。忘れたくないと、強く思った。わたしはすぐ心変わりしてしまうだろうから、心変わりしないようにと、心から祈った。

同時に、愛することの素晴らしさも学んだ。人はこんなにも、愛で生き返るものなのかと驚いた。

初めて御言葉を聞いたときは、とてもホッとしたのを覚えている。世の中はどう考えても、不自然だった。不自然過ぎた。偽善と形式しかなかった。でも、御言葉で教えられていることは、とても自然だった。ただただ、愛と真理だった。「なんだ、愛と真理を基準にして生きてもいいのか」と、安心感を覚えた。

スピリチュアルでも愛だとか真理だとか言うけれど、まったく現実に則したものではなかったから違った。だから、結局どうしたらいいのか分からなかったのだ。それに対して、raptさんの記事で教える聖書の愛と真理は、スピリチュアルなんかとは全く次元が違った。そうとしか言いようがなかった。

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次回もつづく。

気になった方のために→https://rapt-neo.com/?page_id=30947



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