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オープニングはアースソング

2010年、お堀の桜の賑わいも一段落した5月、
九段会館のホールで出版記念会を開催した。
90分の記念講演の前に何か印象に残るプロローグを
演出したかった。
 
色々と効果と費用を睨み合わせて思いついたのが
マイケル ジャクソンのアースソングの映像と音楽だった。

当日、大きなスクリーンの映像と大音響のマイケルの歌で
来場者は戸惑いながらも楽しみ、出版された本の意義を理解してくれた。
「オーガニックコットン物語」はまさにこの地球の環境を守りたい、
生物を守りたい、貧困格差をなくして、豊かな人間社会にしてゆきたい
というテーマだった。
マイケルが一番好きなのは、この曲だと言ってとても大事に歌っていた。
人間が欲に絡んでこの地球を消費していることを止めようと
本気で考えていたという。

Earth Song / Michael Jackson

日が昇ること 雨が降ってくれること
こんな当たり前のことが本当に続いてくれるのだろうか
人は生きるためだと平気で自然を壊している
元に戻るまで間に合うのだろうか
ちょっと立ち止まって考えよう 
人も生き物もどれだけの血が流されてきたことか
寄せる海の渚は地球の涙に見えないか
子供たちに平和の未来を約束できるのか
壊してしまった野に花を植えて自然が元に戻るのに
どれだけの時間がかかるのだろうか
みんなが望んだ夢はこんなもんじゃない
戦争で死んだ子供たちは戻ってこない
澄んだ空に光る星を迷いなく眺めていたかったのに
こんなに遠くまでやってきたのに
これが本当に進むべき道だったのかわからない
これまでのこと 海のこと みんなの行方が心配だ
ああ 空が落ちてくる 考えると苦しくなる


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