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スタンダードの青単テンポについてのレポートとデッキガイド

初めまして!先日パシフィコ横浜で行われたチャンピオンズカップファイナル、サイクル2でSEに残り、準決勝敗退でベスト4だったメロクと申します。(昔はN藤というHNで活動してました。好きな方でお呼び下さいw)

昔あったダイアリーノートやmixiのようにだらだらと文字を書くのは好きなのですが、何分文章力が無いもので、しっかりとした所謂「記事」と呼ばれるものを書くのは苦手です。
なので今回も、記事という大それたものではなく、MTG好きの人間が書き殴った日記のような物という認識で見て頂けると、ハードルも下がってストレスも少なく読めるのでは無いかと思います。
※尚、note初利用の為機能を使いこなせてない事をご了承下さいm(_ _)m

まず私の簡単なプロフィールですが、今回のファイナル以外に特に大きな成績を残した事がある訳ではありませんw(休止期間も長いので💦)
GPではマネーフィニッシュ数回、店舗大会や予選ではそこそこ勝っているかな、程度です。

唯一自分の中で今も誇りに思っている記録としては、昔強豪蠢く草の根大会PWCにおいて、当時は若く、勢いもあった事もありうっかりナベ(渡辺雄也)より高い成績を出して第二期ミスターPWCの称号を手に入れた事です(当時は一定期間内で一番勝った人にミスターの称号が送られるシステムだった)
またそのPWCにおいて、私の覚えている範囲で15回以上は優勝しているので(恐らく歴代記録)、よくあれだけ勝てたなぁと今でも思っていますw

それでは本題に移りたいと思います。今回のメインはあくまで私が入賞した青単テンポ(デルバー型)についてと言うことになりますが、同じ青単という事でデルバー無しの青単テンポについての共通点も結構あるとは思います。

ではまず今回は私が使用したデッキリストから。

自分で言うのも変ですが、中々に変わったリストだなと思いますw
ではまず何故このデッキが生まれたのか。

元々私がエリア予選でファイナルの権利を獲得した時は、クリーチャーは傲慢なジン4枚とトレイリアの恐怖4枚の、所謂オーソドックスな青単でした。しかし勝つ時は大体知識の流れの大量ドローや傲慢なジンで、その頃からサイド後よく抜ける海蛇の存在について疑問を持ってはいました。
海蛇は強力なカードであるものの、システムクリーチャーを多用するデッキに弱い、サイド後霊柩車を出されると一生出ない、初手に2枚来ると事故、などなど、脆弱性を併せ持っていたのもまた事実です。

そして少し経ち、ファイレクシア完全なる統一が発売します。
そこでスクレルヴの巣や、敬慕される腐敗僧といったカードを見た時に私は「青単は終わった」と思いました。

しかし毒デッキがどれ程いるのかも分からないし、とりあえず青単を試してみようという事で店舗大会に出てみる事に。この時既にデルバーは入っており、上記のリストから知識の流れ1枚が→トレイリアの恐怖になっているだけのリストでした。この時はサイドには金線の酒杯を3枚取っていましたが、全てのデッキにサイドインしなかったので即解雇となりました。今のスタンダードで漸増爆弾は遅過ぎました。
また、この時デルバーを入れた理由としては、先手を取った時のデルバーによるぶん回りと、毒相手に最悪デルバーがブロッカーになるかな、というデルバーを軽いデッキ相手の1マナ除去としても使えるだろうという割と消極的な理由もありました。

この時は店舗大会を二つ巡って合計で8-1。デルバー型の感触は悪く無く、グリクシスやこの時増えていたジャンドに有利なのも変わらずと言った感じだったので、チャンピオンズカップファイナルはデルバー型青単と心中する事を決意。毒はあまり流行らないだろうと決めつけることにしましたw(ちなみに毒相手には従来型の方が厳しいので、毒を意識するなら尚更デルバーはあった方が良いです)  

そして、更に微調整をして、冒頭のようなリストが生まれました。このリストの最大の特徴はデルバー型なのにメインに知識の流れが4枚採用されている。この一点につきると思います。
従来、デルバーが入っている形といえば島が21枚で、クリーチャーはデルバー、傲慢なジン、トレイリアの恐怖がそれぞれ4枚。知識の流れはメインに入っても1枚程度という構成が主流でした。そしてデルバー型は渦巻く霧の行進ではなくとんずらが採用されているのが殆どでした。
しかし私はこの構成にずっと疑問を抱いていました。
そもそもデルバーはサイド後(特に後手)よく抜けるのでとんずらを使うよりも中盤以降1ターン稼ぐ事もできる渦巻く霧の行進を優先しました。そもそも知識の流れを多く採用している以上、大量ドローからの渦巻く霧の行進で時間稼ぎという王道パターンを外す理由はありませんでした。

また、青単の魅力は傲慢なジンによる圧倒的な制圧力も勿論ですが、それ以上に兄弟戦争で追加された知識の流れがとても大きいと思っています。
というのも知識の流れが出る前の青単は少し息切れしたら後半厳しく、土地も6枚も並べばもはやマナフラッドというかなりタイトなデッキでした。私はこの頃から青単を愛用してそれなりの成績を残してはいましたが、勝つ時はいつもギリギリでした。グリクシスやジャンドにも自信を持って有利とは言えなかったと思います。
しかし知識の流れが出て状況は一変します。大量ドローを手に入れたことによりまず土地を並べる楽しみが出来ました。今までは5枚6枚と土地を並べても特に嬉しくありませんでしたが、知識の流れというゴールを手に入れたことにより後半戦にとても強くなりました。また、ジャンドや白系ミッドといったカウンターの無い中速デッキに対して好きなタイミングで知識の流れを打ち放題と言う事で相性が更に良くなりました。グリクシスはカウンターがあるので多少ケアは必要ですが、それでもそこまでカウンターが多く無く、どこかで隙を突ける事も多いのでこれもまた知識の流れによって更に有利になったのは間違いありません。

なので上記の理由からデルバー型であっても知識の流れを採用しない(または少数のみ採用)というのは私の中では信じ難く、知識の流れが出る前の後半に弱い青単に逆戻りという感覚がどうしても拭えず、デルバー型で知識の流れメイン4枚という構築に至りました。
勿論知識の流れを採用しないデルバーも、理屈としては理解できます。知識の流れが輝く後半になる前に、大量のクロックで押し込めてしまおうと言うことだと思いますが、実際毎回毎回上手く押し込める事ができる訳ではなく、回してみると結局知識の流れが欲しい!となる展開が多いです。

私のデッキの場合、デルバーは福本作品風に言うとあくまで「脅しの武力」。勿論1ターン目に出したデルバーで完走できれば言うことは無いですが、中々そう甘くはいきません。
なので実際はデルバーで勝つぞ勝つぞとプレッシャーをかけるだけかけて、除去られたらそれはそれでまぁ良し。従来通りの青単テンポに戻るだけです。知識の流れが4枚入っているこのリストではデルバーをそこまで必死に守る必要も無く、除去を受け入れることも多いです。長引けば知識の流れからの傲慢なジンの黄金ムーブが速やかにゲームを決めてくれます。
なので一見チグハグに見えるデルバー+知識の流れ4ですが、私の中ではパズルがかっちりとハマった感覚がありました。

実際、ファイナルで初戦に当たった青単強豪の方(エリア予選で一番最初に青単で抜けた方)にもこの形の青単は初めて見たと言われました。また、このタイプは相性が悪いとも。
そうです。このリストは実はミラーも意識しております。

チャンピオンズカップサイクル2、エリア予選は青単テンポは明確に勝ち組でした。そういった記事が書かれていたくらいですし、実際使用人数が少ない割に抜けた人数が多く、青単使いの強豪は次々と抜けていったという印象でした。
またエリア予選で抜けた青単は私も含めて全てデルバー無しの傲慢なジン4、トレイリアの恐怖4型でした。
なので私はエリア予選を抜けたマスタークラスの青単使いは、恐らくそのまま本戦も同じタイプの青単を使ってくるだろうという読みで、ミラーも意識する必要があると考えました。勿論私も青単には自信がありましたが、一歩抜き出た構築をしないとマスタークラスの青単使いと五分五分の勝負をするのは辛いと思っていました。

となるとやはりここでもデルバーの優秀さが際立ちます。ミラーを決めるのは勿論傲慢なジンだったりドローソースをどれだけ引けるか等色々ありますが、ミラーにおいてはデルバーの有無は明確に差が出ます。1ターンに目に出たデルバーがそのままゲームを決める事も、青単ミラーにおいてはままあります。
また、青単ミラーは知識の流れの枚数も大切になってきますので、これがメインに4枚投入されつつ、更にデルバーがメインから入っているというのは従来型の青単からしたら悪夢のような構成でしょう。それが分かっていたからこそ初戦で当たった青単強豪の方は私のリストを見た瞬間に(ファイナルはリスト公開制)相性が悪い、と呟いたのでしょう。

実際青単の使用者はそこそこいたので、初戦で青単を踏むというある意味私の読みがヒットするという幸先の良いスタートとなりました。
そしてチャンピオンズカップファイナル1日目は
R1 青単 ○×○
R2 赤黒アトラクサ ○×○
R3 緑白毒 ○○
R4 ジャンド ○○
R5 赤単(ビデオマッチ) ○×○
R6 スライムレジェンズ ○○
R7 赤黒アトラクサ ○×○

と、得意の白単には一度も当たらず、毒や赤単と言った厳しいマッチも多かったがデルバーや青単の底力を発揮し初日全勝の7-0で終了。ここまで来たらトップ8を目指して駆け抜けたい。そして2日目は

R1 グリクシス(ビデオマッチ) ××
R2 エスパーレジェンズ ×○×
R3 ジャンド ×○○
R4 ID
R5 赤単(ビデオマッチ) ○○

連敗スタートで厳しいかなーと思いつつも、何とか踏みとどまりバブルマッチを勝ち3位抜けでSEへ!
SE1 白単ミッド ○○
SE2 緑白毒(ビデオマッチ) ×○×

SEに来て初めて白単に当たりましたw 相性は良かったので何とか勝利したが準決勝で相性の悪いレイ君(佐藤嶺)の緑白毒に敗北。意地で一本取り返すも3本目は普通に相手先手で負けましたw 

あと一勝でワールド、世界選手権の権利だったと思うと、悔しいという気持ちも勿論ありますが、それよりも実感が湧かないという感覚が強かったです。実際終わった後も私の頭の中は「え?え?あと一勝でワールドだったの?え?せ、世界選手権!??そんな超大舞台に俺みたいのが出て良いの???」という感じでした。勿論権利は取れなかったので実際にはワールドには出れないわけですが、もし仮に権利を取っていたら全ての予定をかなぐり捨ててでもワールドに全力投球し、日本代表という心構えを持って臨んでいたと思います。
そんな超が付くほどの大舞台まであと一勝だった事を考えると、改めてとんでもなく惜しい所までいっていたんだなぁと痛感します(思えば店舗予選から出てた事を考えると結構長い道のりだったよなぁ…)

こうして私のチャンピオンズカップファイナルサイクル2@パシフィコ横浜は幕を閉じました。
準決勝敗退といっても私にとっては十分過ぎる程「おめでとう」という結果。帰りに仲間達とささやかながら「祝勝会」をして帰路につきました。


さて、長くなりましたw これでは本当に日記ですね。所謂青単の「記事」を期待して読んだ方、本当にゴメンナサイ…m(._.)m

最後にオマケではありますが、青単テンポというデッキを回す際に気をつける事と、余力があればサイドボードガイドも書こうかなと思います!

まず青単テンポというデッキですが、デルバーの有無に関わらず難しいか難しく無いかでいうと残念ながら難しい寄りのデッキです><
青単というデッキ自体は予算1万円もかからずにデッキが組めるのですが、安い=初心者にオススメと言えないのが歯痒い所でもありますw
でも慣れてくれば勝てるようになってくると思うので、とりあえず安いし組んでおこう!くらいの感じで組んでみても良いかもしれません。

何故青単が難しいのかと言うと、最近でこそ傲慢なジンや知識の流れといったパワーカードを手に入れましたが、それでも基本的にはカードパワーの低いカードの集合体みたいなデッキなので、一つのミスが取り返せずそのままズルズルと負けてしまう事が多いのです。
だからこそバウンスを打つタイミング、カウンターを打つべきスペル、ジンを出すタイミング等は徹底的に体に染み込ませる必要があるのです。

ではまずバウンス(消えゆく希望)のお話から。

…とその前にまず大前提として青単は打ち消して、ドローして、傲慢なジンを守って殴り勝つデッキだと覚えておいて下さい。これだけ見るとなんだか簡単そうですねw
話を戻しましょう。消えゆく希望について。
・土地が詰まっていたら即打つ!
・先手の時はライフに余裕があるので無駄打ちしない!消えゆく希望はジンを戻す(守る)事もできる貴重なスペルです
・パワー2のクリーチャーには打たない事も多い。特にデニック。クロックも低いのでライフは好きなだけくれてやれ!どうせ勝つ時はジンで一瞬です
・相手先手2ターン目の税血の収穫者に対してはエンド前に打つ事が多い。ただしその場合は高確率で相手の血トークンが2つになるので、傲慢なジンが税血収穫者の射程圏内に入る事は常に意識してプレイするべし!
・サイド後はよく抜ける(特に先手)全部は抜かないけど、基本戻すだけの痩せたカードなので初手に複数来ても微妙

とりあえずパッと思いついたのはこんな感じです。消えゆく希望の使い方、中々難しいですねw
あの世界最高のトッププロ、リードデュークでさえ配信で青単を使っている時に序盤に気軽にデニックにバウンスを打ってしまって(特に土地がつまっている訳ではない)、次のシェオルドレッドがバウンスできずに苦しんでると言うのを見かけました(その試合は勝っていましたがw)彼程のトッププレイヤーであっても慣れていないとそう言う事があるのが青単の怖い所ですね(配信を見る限り後悔している感じだったので次からは絶対打たないと思いますw)

(この動画の49分辺りですね。この状況ならバウンスは打たなくても大丈夫です)

次はカウンターについて

・先手の時に相手の後手2ターン目の税血の収穫者はかき消しがあってもスルーする事が多い。税血を消すと後の死体鑑定士もマスカンになるよ?死体鑑定士はなるべくバニラで出させよう!
・3ターン目にプレイされた鏡割りの寓話は、かき消しと否認がある時は否認から。次のシェオルに泣かない為に。お兄さんとの約束。
・かき消しは基本サイドアウトしない。仮にケアされても2ターン遅れるなら十分。
・カウンターは所詮メイン8枚程度なので引けなくても泣かない。カウンターが1枚も無いからって理由でマリガンとかは論外。

こんな感じですかね💦では次はドローソースについて
・デルバーが複数いる時は解決は一つずつ。一体目が変身しなかった時に二体目解決前に考慮等のドローを打ってトップを変える事ができます
・白系ミッドが4マナオープンで返してきたら放浪皇が濃厚なのでエンド時にドロソを打たない事もしばしば。ただしカウンターが無ければ打ってよし
・知識の流れのタイミングは慎重に。基本脳死で打っても問題ないが、特に脅威がないなら無理してエンド時に打たず次のターンに島を置いて引ける枚数を増やすのも手。1枚でも多く、貪欲に。グリクシス相手はカウンターがあるので隙があるならメインで打つのも手。返しで絶望招来を打たれても良い。引いてる枚数はこっちの方が多い。
・高速デッキ相手に後手の時は考慮以外の全てのドロソが遅いので、少しずつサイドアウトする事がある

とりあえずこんな感じですかね💦最後に傲慢なジンについて

・基本は4マナある時に1マナ立てて出す(否認や青行進を構える) ただしこれはあくまで基本の話。実は例外もめちゃくちゃ多い(後述)
・序盤からデルバー2体で押してる時はジンはフルタップで出す。ジンが除去られてもデルバーで勝つ為。デルバーが1体ならハンド次第
・ジンがハンドに複数ある時は気楽にフルタップで出す。生き残ったらラッキーくらいで
・相手の場に複数脅威(クロック)がある時はドロソがあってもフルタップでジンを出す事も多い。ドローを打ってカウンターを構える余裕がない為。目を瞑ってジンを出して除去られなければ一気に捲れる為

ということで意外に思った方も多いかもしれませんが、傲慢なジンは結構フルタップ(3ターン目)で出す事も多いですw 実際私もファイナルにおいて幾度となくジンをフルタップで出してきましたが、裏目もありますがそれで勝てた試合の方が圧倒的に多いです。
そもそも今のスタンダードで傲慢なジンをスッと除去できるカードはそこまで多くありません。グリクシスなら削剥は当たりませんし、序盤ならせいぜい喉首狙いが2〜3枚程度です。長引く程に除去を引かれる確率も増えるので、実は3ターン目フルタップ傲慢なジンは思いの外、生き残る確率が高いです。

青単テンポ=傲慢なジンは必ずカウンターを構えて出すという固定観念があるとフルタップでジンを出すという選択肢を自然と頭から排除してしまう可能性があるので、これは絶対に覚えておきたいプレイングです。
私が初日全勝、青単で唯一のベスト8進出という成績を出せたのも、こういう細かい所の積み重ねが要因だったのかもしれません。

それでは最後にサイドボードについてお話ししたいのですが、日を分けて書いているとはいえ慣れない文章量で少し疲れてしまったので、主要なマッチアップのみでご容赦下さいw
まず前提として今のスタンダード環境(〜ファイレクシア:完全なる統一)なら証人保護はサイドに4枚入れておいた方が良いと思います。
エリア予選の頃はウィークストーンの支配力というカードが流行っていたのですが、こちらは序盤のクロックを止めれたり未認可霊柩車や銀行破りを止められたりして便利なのですが、青単が苦手とする能力持ちクリーチャーには無力です。
代表例はスレイベンの守護者、サリア。彼女だけは許せません。サリアを後手2ターン目でスムーズに対処できるのは青単では証人保護のみです。

また、エスパーレジェンズも増えてきたことから、証人保護は4枚取って良いと思います。レジェンズ相手には2枚目以降を相手のレジェンドクリーチャーに付けるとレジェンドルールで1枚は墓地送りになるので引けば引くほど強いです(※伝説性は失われない為。同じ名前のれっきとした実業家が複数存在できない)

また、1ターン目敬慕される腐敗僧の返しに証人保護を付ければまだゲームになる可能性がありますが、ウィークストーンでは話になりませんw
なので毒が増えてきた現環境はますます証人保護が優先されると思います。
肝心の未認可霊柩車ですが、大きい声では言えないのですが、実は青単にはそこまで効かないんですよね💦
出されたらとりあえず様式美としてキツイーって顔はしますが実際霊柩車だけでは負けないのでその後の展開次第ということになります。
仮に霊柩車だけであれば真髄の針で止めるまでもなく、エンド時の発見への渇望や、知識の流れでドローから一気に墓地を増やして傲慢なジンに繋げれば、もう霊柩車は追いつきません。結局は傲慢なジンが全てを解決してくれます。
あとはたっぷり育った霊柩車を嵐風招来で奪うのも勝ちパターンの一つです。
実際ファイナルのSE1の白単戦ではサイド後に相手先手2ターン目に霊柩車をキャストされて、こちらは呪文貫きを持っていましたが、あまりにキツくないので本気で通そうかなと思って少考した程でした(結局この時はハンドと相談して消しましたが)

相手からしたらピアスあるならはよ打てよ!と思われたかもしれませんが、実際に先手2ターン目の霊柩車であってもハンドによっては通してもおかしくない程度にはキツくないカードです。
実際この数ターン後に2枚目の霊柩車を出されて暫く墓地掃除をされて育てられましたが、結局知識の流れからの傲慢なジンで勝利しています。
あと準決勝で緑白毒を操るレイ君も先手後手問わず霊柩車を入れてなかったみたいなので(サイドには2枚取られていた)、既に一部では青単相手に霊柩車入れない派も出てきているという事ですw

まぁ正直先手2ターン目に霊柩車出されるより、普通に3/2クリーチャー出される方がキツイよね(^_^;)

という事で霊柩車に対する青単側の対策は、他のカードも止めれて汎用性のある真髄の針1枚程度で十分かなと(針ですら先手なら入れない時もあります)

あと嵐風招来は、青の太陽の黄昏とはまた別の役割もあるので、入れておいた方が良いかと。
シェオルドレッドを6マナで取れるか5マナで取れるかっていうのは結構大きな差です。
後は先ほど言ったように霊柩車を取れる択や、銀行破りを奪う事もよくありますので。
後はエスパーレジェンズ相手に序盤は青太陽でダニを奪い、中盤以降は嵐風で大型クリーチャーを奪うのも勝ちパターンの一つです。

後は各種1枚差しは好みで良いと思いますが、下支えだけは1枚入れておく事をオススメします。
白系デッキが使う皇国の地、永岩城の魂力を、かわしつつそのまま打点を与えられるこのカードは優秀です。
下支えが無いと永岩城に対して基本的には青行進で逃げるかバウンスするしかなく、一手を争う終盤戦では致命的になる事があります。
なので1枚でも下支えを採用していれば、衝動や知識の流れで結構アクセスできるので最高のお守りになります。

ではサイドボードの入れ替えについてです。
対グリクシス メイン&サイド後 微有利
先手 out
消えゆく希望 2
先手 in
嵐風招来 1
トレイリアの恐怖 1
先手はデルバーが強いので残す。大きく変える必要はなし。青太陽も寓話トークンを取れたりするので散らして嵐風と1.1で

対グリクシス
後手 out
秘密を掘り下げる者 4
後手 in
呪文貫き 2
嵐風招来 1
トレイリアの恐怖 1
後手はデルバーを抜く。相手の形によっては(ヴェールのリリアナたっぷりとか)真髄の針を入れても良い

対赤単 メイン&サイド後 微不利
先手out
秘密を掘り下げる者 4
知識の流れ 1
青の太陽の黄昏 1
先手in
呪文貫き 2
下支え 1
本質の散乱 1
飲み込む潮 1
トレイリアの恐怖 1
後手のインアウトも同じ
残念ながら先手でもデルバーが弱いので抜けるマッチ。サイド後も特に有効牌は無いので微不利。傲慢なジンを引けないと勝てないので全力で探そう

対白単 メイン&サイド後 有利
先手 out
秘密を掘り下げる者 4
トレイリアの恐怖 1
消えゆく希望 1
先手 in
嵐風招来 2
下支え 1
本質の散乱 1
真髄の針 1
青の太陽の黄昏 1
デルバーも悪くは無いが、ドローからのジンだけで勝てるのでジン以外はクリーチャーはいらない。相手からフィニッシャーも奪えるしね。ただし、石の脳を見た場合は相手がジンを抜いて何もプレイしないってのをやられるとライブラリーアウトで負けるのでその場合は海蛇を2枚入れる。私はSEの時は公開制で石の脳が相手のサイドにあったので海蛇は2枚残した。
真髄の針は霊柩車を止めるというより、放浪皇や永岩城を止める為

対白単
後手 out
秘密を掘り下げる者 4
トレイリアの恐怖 1
消えゆく希望 2
発見への渇望 1
後手  in
嵐風招来 2
呪文貫き 2
下支え 1
本質の散乱 1
真髄の針 1
青の太陽の黄昏 1
後手なのでピアス追加。隙をついて放浪皇を合わせられやすいので後手なら渇望を1枚減らす。
これもまた石の脳を見たら海蛇を入れよう。

最後に対エスパーレジェンズ メイン:微不利 サイド後:微有利
サリア次第。サリア出されなければメインも結構勝てる。サイドは流石にこれだけ取ってるので少し有利。
先手 out
否認 3
知識の流れ 3
発見への渇望 1
消えゆく希望 2
トレイリアの恐怖 1
先手 in
証人保護 4
嵐風招来 2
下支え 1
本質の散乱 1
真髄の針 1
青の太陽の頂点 1
後手も概ね同じ。相手が遅めのハンドの時にデルバーで押し込めるプランがあるので後手でもデルバーを残したい。知識の流れで大量ドローを狙うより、相手のクリーチャーをどんどん奪って勝つプランを狙いたい。

とりあえずこんな感じです!他に気になるマッチアップがある方はTwitterやリアル等でお気軽に聞いて下さい。

ここまでダラダラと書かせて頂きましたが、ちょうど1万文字になりましたw ただの日記でもこれだけ書けば疲れますねw
少しでもお役に立っていたら嬉しい限りです。私のnoteは収益化するつもりはないので、これからどんな記事を書いてもずっと無料公開ですのでいつでもお気軽に見て頂ければ幸いです。

それでは皆さま、良い青単ライフを!











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