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天国じゃなくても、楽園じゃなくても。

時々音楽を聴いて、ぞわぞわっっっっっという感覚に陥ることがある。
ぞわそわというか、心の内側からぐわーーーんとエネルギーが溢れてくるいうか、
「わ!!!なんて最高な音楽なんだ!!!」と心が脳が震えるようなうまく表現できないけど。

先日星野源のオールナイトニッポンを聴いていた時のこと。

「この曲をお送りしたいと思います。
THE BOOMで『風になりたい』」

7月2日星野源のオールナイトニッポン

「あ、『風に〜なり〜たい〜』のやつだ」
源さんの言葉を聞いた直後、私はこう思った。
THE BOOMの風になりたいは、
私が小学生の頃所属していたブラスバンドでやったことがある。なぜか印象に残っていて、
原曲は聞いてなかったけど風に〜なり〜たい〜
てところだけ知っていた。

昔やった曲だぁ、懐かしい。
もう10年近く前になるのか〜
そんなぼんやりとした感想を持ちながら
聴き始めた。

サンバ調のアコースティックギターが
心地よい。そして優しいボーカルの男性の声で始まる。

と、思ったら

マーチングスネアのような乾いたスネアドラムの音が加わり、バスドラムの低音が加わり、その他多くの人の声が加わり、なんだこれ!!!この曲、こんな素敵な心が踊る音楽だったのか!!!と驚いてしまった。
まさに曲に乗って体が揺れるような、いっそのこと踊ってしまいたいくらいの衝動に駆られたが、バスの中だったのでその衝動はしっかり落ち着ける。

この感じが久しぶりで、心がすごく潤うというか
生き生きとする感覚だった。
サンバなんだけど、すごく心地が良い。
なんだろう、コーラスが加わる部分で自分もみんなと一緒に歌いたくなる。
あぁ〜〜〜パーカッションもかっこいいんだ。
聴いてて楽しくなるんだ。
なんだろう、大勢で輪になって歌ったり楽器を演奏したりして、自分の心の中に溜まっている何かを外に出したいんだろうな。

何度聴いても、なんだか泣きそうになるような
あぁ音楽っていいなぁとひたすら思う。
そしてそこに歌詞の言葉が重なって
さらにじんわりする。

曲がリリースされたのは自分が生まれた年とほぼ変わらない。だけど、いつ聴いてもいい曲は心を震わせる。だから音楽が好き。

音楽の知識は乏しくて、ただ音楽が好きで
ただ自分の感覚でぞわぞわときてるだけなんだけど
聴くだけでこんなに人をハッピーな気分にさせるなんてやっぱり音楽はすごいなぁと、それこそ小学生の頃に感じた気持ちを思い出させてくれた。
だから音楽が好き。

最後に。。。

天国じゃなくても 楽園じゃなくても
あなたの手のぬくもりを 感じて風になりたい

今年で27歳になるというのになんだか思ったような大人になれていなく、思ったような社会人にはなることができなくて、周りと比べてしまっては落ち込んでいた。毎日最高!ハッピー!というわけにはいかないけど、それでも大切な人の温かさを大事にして、生きていきたいなぁ。と思いました。


なかなかまとまりのない文、
読んでいただきありがとうございました!