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基本の入れ方

基本の入れ方

  • 美味しく紅茶を淹れるためには、高価な茶葉やグッズを買わないと出来ない!と思っていたら勿体ない。使う水や淹れ方のちょっとしたコツさえ覚えれば、いつもの道具でも、紅茶の味わいがぐんとグレードアップします。一番のポイントは水です。紅茶だけでなく、コーヒーやスープ、料理も水が大事。電気ポットで常に保温しているようなお湯ではなく、新鮮な水を汲んで沸かしましょう。水道水で大丈夫です。これだけで、紅茶の味が大きく変わります。

  • ティーポットは陶磁器やガラス、ホーロー製を選びましょう。茶葉が広がりやすい大きく丸い形のものを。カップはお茶の色と香りを楽しめるよう、飲み口が薄く広めのものがオススメです。お湯を沸かしたり、茶葉を蒸らしたりする間の待つ時間も楽しみながら、紅茶が美味しくなるように、丁寧に気持ちを込めて淹れましょう。

  • 高価な茶葉やティーグッズを揃えるよりも、水・ポット・カップの3つのポイントを抑えることが大切。汲みたての水を沸かし、陶磁器やガラス製のポットを使い、紅茶の色を味わう為に内側が白いコップを選ぶこと

  • ポットの中で茶葉が上下に動くジャンピングが起こると、茶葉の一片一片からまんべんなく味や香りが抽出される。沸騰したてのお湯を勢いよく注ぐと、ジャンピングしやすい。どの茶葉でも起こる訳ではないので茶葉が上下に舞っていなくても、スプーンで無理矢理かき混ぜない。

紅茶と水の美味しい関係

  • 水はミネラル分の多い硬水と少ない軟水に分けられます。ヨーロッパでは硬水、日本では軟水が主流。

  • 硬水で紅茶を淹れると、カルシウムがタンニンと結合して水の色が黒っぽくなり、渋みや香りがマイルドになります。また、軟水で紅茶を淹れると、タンニンの渋みがそのまま残り、水色も薄めに出ます。

  • どんな水を使う場合でも、意識しておきたいのは、「空気」「硬度」「沸騰」の3ポイントです。水分中の空気が少ないと、ジャンピングが起きにくくなります。水道の蛇口から勢いよく出して空気をたっぷり含ませましょう。

  • 日本の水道水はカルシウムなどの成分が適度に含まれた軟水なので、紅茶の色や旨みを出すのに向いています。ただし、汲み置きの水やポットなどで保温したままのお湯は空気が少なくなっているので避ける。

  • 硬度とは、水分中に含まれるカルシウムなどのミネラル含有量を表す数値。日本では、硬度100mg/ℓ以下を軟水、以上を中硬水〜硬水としている。日本の水道水はカルシウムなどが適度に含まれ、茶葉の味や香りを十分に引き出すので紅茶に向いています。

硬度の表(紅茶一年生から引用)
  • 水道水を使って紅茶を淹れる際、十分に酸素を含ませてやかんに汲みます。わざわざペットボトルの水を使う必要はありません。そして水から強火で沸騰させます。これが美味しい紅茶を作る大きなポイントです。沸かしすぎると、空気が抜けてしまうので注意してください。

紅茶を淹れる3つのポイント(紅茶一年生から引用)

紅茶をもっと手軽に

  • ティーバックを世界に広めたのはイギリスではなく、アメリカです。

  • 元々イギリスの植民地であったアメリカは、イギリスへの反発心があり、手間もかかることから、紅茶の需要は伸びませんでした。

  • そんな時に登場したのが、「ティーボール」「ティーエッグ」です。必要なハーブを一袋にまとめた、フランス料理の「ブーケ・ガルニ」の茶葉版です。これを製品化したのが、ニューヨークの茶卸商でした。茶葉をガーゼで包み、売り出したところ大好評。やがて、「ティーバック」となり、世界へ浸透していきました。

  • ちなみに、「アイスティー」もアメリカの発明。1904年夏のセントルイス博物会で、熱い中、紅茶を売るための策として生み出されました。イギリスでは冷たくして飲む習慣がありませんでしたが、やがて、世界各地で定番のティーレシピとなりました。


最後に

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