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偽造しにくい紙幣

昨日に引き続き、2024年に新しくなる新紙幣について。
海外の方にも分かりやすくするため、洋数字が大きくなるそうですね。
また、世界初として採用される偽造防止技術とは、最新のホログラム技術を使い、紙幣を傾けても3Dの肖像が同じように見える偽造防止対策が講じられると。

そう言えば日本円は、世界で最も偽造が難しい紙幣、と聞いた時があるけど、世界トップ3は、スイスフラン、日本円、カナダドルだそうです。

紙幣の偽造防止策

スイスフラン
・外側にコットン紙、内側にはポリマーを使った3層構造
・光沢インク、紫外線に加えて繊維、超小文字など15個の偽造防止加工
・アルファベットA~Hまでのそれぞれの印刷方法が異なるマーキングがあり、それぞれの場所にその紙幣の額面が印刷されている

日本円
・中央のすかし以外に「漉き入れバーパターン」という、光に透かすとすき入れられた3本の縦棒が見える
・超細密画線、凹版印刷、ホログラム
・お札を傾けると、表面左下に「10000」、裏面右上に「NIPPON」の文字が浮び上がる
・拡大鏡でも見づらいほど小さな「NIPPON GINKO」のマイクロ文字
・紫外線を当てると表の印章部分や「NIPPON」の文字だけが光る特殊発行インキも使用。
・紫外線を当てると、表の印章がオレンジ色に、地紋の一部が黄緑色に光る

カナダドル
・紙ではなくビニールかプラスチックのような質感のポリマー製。
・透明な部分に肖像画やホログラフィーが両面から透けて見えるように印刷
・紙幣の表中央に青い3Dリボンがあり、紙幣を上下に傾けると、リボンの中に見えるベルと100の数字が左右に動く。左右に傾けると、それらは上下に動く。
・紙幣下方にある大きな「100」やインク壷の中のベルは、紙幣を傾けると、銅色から緑色に変わる。また、紫外線を照射すると紙幣の左側にピンク色の線が現れる。

改めて日本円、しげしげと見つめてみました。
確かにすごい!
海外のお金はすぐにくしゃくしゃ、ふにゃふにゃになるけど、日本円は本当に丈夫ですよね。
海外に行く時にはその国の紙幣の顔が誰なのか、どんな工夫がされているのか、ちょっと気にしてみたいです。

ところで、硬貨はどうなるのかな?と思ったら、21年度上半期をめどに500円硬貨も刷新され、中心部と外側で色が異なる2色構造になると。
ん?それって今年の前半ってことですかね?

暫くは現紙幣、新紙幣の両方が使えるそうだけど、自動販売機なども新しくしないといけないし、ますますキャッシュレス化が進みそうですね。

 

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