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カタチに物語をのせる

大好きな硝子作品づくりを
仕事としてできることに感謝しています

カタチに物語をのせること
それがわたしの仕事です

カタチと物語


机の上にカタチとなった硝子作品を広げる

この時間がなによりも好きで
永遠につづくといいなと思う時間

アーチをつくって物語のなかに

花咲く村の教会

細いワイヤーで植物をつくり
硝子の階段に装飾する

月の舟で旅にでる

帆をつくったり

雲の上のお月さま

木彫りの星をつくったり
真綿で雲をつくったり

心地いい森のある街
ねむれる森のお話

大きな木を描いたり
森の木々を描いたり

アルタイルと白鳥座

針葉樹の並木道や星座を描いたり
灯りをつくったり

工作時間

のなかから作品に物語が生まれます

だけどこの工作時間に
ガラスのカタチをこうしたいああしたいと思っても変えることはもうできません

なので
作りはじめるまえにたっぷりのスケッチと
大まかなストーリーを書き出しておきます
そして
完成までのスケジュールを書く


長い各制作工程を踏みながら
話に肉付けをしたり削いだりしながら
硝子がカタチになる頃には物語ができあがっています

カタチに物語をのせる

というのがわたしの仕事です


カタチをつくることから物語をのせるまで


長いながい作業時間を経て
さいご楽しく工作をして
展示会に作品がならびます

永遠に続いてほしい工作時間を送るには
長い制作工程がなければその時間はない

ぐるぐると巡る

展示会で作品を見てもらったら
またスケッチからはじまります

それがわたしの
カタチに物語をのせる仕事です

夏の夜空の話

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