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春の小一時間ポタシリーズ1: 村山市 ・ 碁点からプチ北海道をめぐる (山形)

これまで半日を当てるイベントであったサイクリングも、そんなに構えなくても行った先やその途中の空いた時間でちょっと乗ればそれなりに楽しいし身体にもいいじゃないか、というテーゼに至った話はさきに記したところである。

クルマで山形から秋田県南に向かう用事があった。2時間以上を要するから半日をサイクリングに費やしては余裕がない。しかし途中で小一時間寄り道してのポタリングならば可能だ。
そこでわれわれは、村山市西部の高原地帯を周遊するささやかなポタリングを企画した。その一帯は、これまでも河北町谷地を起点に山裾を北上し、最上川に沿って戻ってくる周回ルート(地図緑線)を何度も走っているお気に入りのエリアだが、今回はそのいつものルートの内側に小さな円を描くショートコース(地図赤線)だ。

起点は碁点温泉の対岸、最上川沿いの公園。
いつものルートだと川沿いのダートを抜けて出てくる地点だ。

いつものルートだとここから最上川沿いの農道を南にたどって谷地に向かうのだが、今日は北西に進路を取り、じわじわと緩い坂を登って丘陵地帯を目指す。雪の残る葉山がフォトジェニックだ。

いつもは国道347号の向こう側の山裾ルートを辿るのだが、今日は国道の東側の一帯をめぐる。一面に開けた広大な農地のパノラマが広がり、ちょっと北海道っぽくもある。いつ来ても気持ちのいい風景だ。

ここから南に転進し、大槇集落から共栄橋で最上川を渡る。いつもは橋を渡ってすぐから岐れて最上川沿いの崖上をたどるダートのトレイルを走るのを好んでいたが、今回は一本東側の農道をたどって河島集落に至る。
集落のはずれにある貯水池沿いに桜並木が。

山形市内ではもう桜の盛りは過ぎてしまったが、このあたりはまだまだ花盛りだった。

河島集落を経て、最上川に注ぐ支流・大旦川沿いの道に出る。
ここの桜並木も地味に美しく、しばし鑑賞する。花見客といえば地元の親子連れぐらいしかいないローカル桜並木をゆっくり走り過ぎて出発点へ。

16km、実走1時間ちょっとの小型ポタだけど楽しからずや。

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