あじさい寺と蔵王ラーメンを賞するポタリング
（A day in the life 10 2016.6 ）
あじさい寺というのは日本中にあって、どこも境内に紫陽花の花が咲き誇るさまを見物しようと善男善女が集まる。山形の場合は市街の西にある出塩文殊堂のことだ。
梅雨も一休みの夏空、あまり人の集まるところには行きたくないわたしだが、たまにはよかろうと出かけてみた。ビアンキのクロモリロードLupo久々の稼働である。
山形盆地の西側はのどかな農村風景が広がり味のある集落が続く。おすすめのポタリングエリアでもある。
出塩集落の奥にひっそりと佇む良向寺、そのまた奥にある文殊堂までの参道沿いにあじさいが咲く。花の季節以外は訪れる人も稀だがシーズンは周囲の空き地が駐車場に動員される。
平日なので人は少なめだが、それでも人を入れないように撮ろうとすると全体像がよくわからない写真となった。
参道のくわしい様子はこちらで見てください。
あじさい寺の南側には村木沢、門伝、長谷堂と古きよき山形の雰囲気を残す集落が続く。
長谷堂にひっそりと営業する武田そば屋で昼食。
山形のラーメンの真髄は、このように農村集落の中にあって近隣への出前でも親しまれてきたそば屋兼業の古い店にある。最近の人気店にはいわゆる黒Tシャツ頭タオル巻き腕組み系も多いが、当地のラーメン屋はやはりこういうのがいい。
かの米沢ラーメンも銘店の多くは郊外の集落にあるのだ。
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