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プリチャンユーザーは今すぐニンテンドー3DSを買いに行け!

■前フリ

 突然ですが、みなさんはニンテンドー3DSというゲーム機のことをご存知でしょうか。

 巷ではあまり話題になっていないので、多分まだ発売したばかりのマイナーな機種だと思うんですけど、これがなかなか画期的なゲーム機で、なんと画面が飛び出して立体的に見えちゃうんですよ。

 まあそういう茶番はどうでもよくて、その3DSでプリパラのゲームが何本か発売されているんですけど、これがかなり"ヤバい"ことになってるんですよね。

 何とこのゲーム、リズムゲームで遊べるのはもちろんのこと、自分でコーデをデザインすることができる(!!!!)。しかもそれをゲーム筐体で使用でき、あまつさえプリチケとして印刷できる(!?!?)という小学生が考えたみたいなド厨房ゲームに仕上がっていて、文字通り無限に遊べてしまうポテンシャルを秘めている。
 作成したコーデのプリチケ化には、プリパラ筐体を通して印刷しなければならないという手間はありますが、この労力と金銭を支払っても余りある満足感がこのゲームには存在します。

 たとえばカードゲームでデッキを組むのって結構楽しいじゃないですか。特に今持っているカードの中から自分の考えた最強コンボを作ろうとを試行錯誤してる時とか。それを一足飛びにして「僕の考えた最強のカード」それ自体を生み出せてしまうのがこの3DS版プリパラ。これが面白くないわけがない。

 またプリパラキャラのマイキャラパーツをプリチャンでも使用するには、現状ではこの3DSが必須となるため、そういった意味でもファン必携の作品となっています。

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おひっこシステムを使えばかなりプリパラのキャラに寄せたマイキャラメイクもできるので、擬似的に公式キャラとのライブを楽しむことも。「結成! メルマゲドンだァーッ!」とか言いながら遊べるのでアツい。


 現状3DSでは3作品+1作品が存在しており、それぞれ微妙に異なるのでその辺りの違いを取り上げて行きたいと思います。以下各タイトルの紹介。

■プリパラ&プリティーリズム プリパラでつかえるおしゃれアイテム1450!(2015年3月19日)

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 本作は厳密にはプリパラのゲーム化ではなく、「プリティーリズムのゲームにらぁらがゲスト参戦」という立ち位置。もっと突っ込んで言うと"2013年に発売された「プリティーリズム・レインボーライブ・きらきらマイ☆デザイン」の廉価版に、プリパラへの互換性を備えた新規ゲームモードを追加し、改題した作品"ということのようですね。3作品+1作品と表現したのもそのため。
 それゆえに3Dモデリングからしてかなりのベツモノ感が漂っており、例えるなら目指している方向性がfigmaとリカちゃん人形くらい異なっています。なる店長の出典作品ということもあり「ハート♥イロ♥トリドリ~ム」の原曲も収録されているのですが、本作の3Dモデルから繰り出されるロボットダンスはかなりの迫力があります。等身が高いゆえにプリズムジャンプなどの大きく動くシーンでは映えるのですけどね。
 なお余談として、本作ではヒロ様がプレイアブルキャラとして使用できるのでファンは問答無用でBUYですね。やたらあちこちに出てくるし優遇っぷりがすごい。

 さて肝心の内容についてですが、このゲームにはプリパラでつかえるオシャレアイテムが1450も収録されています(終了)。

 それだけだと身も蓋もないので多少の補足。本ゲームで作成したコーデはプリチケ化することができません。完全に着せ替え用ということですね。プリチャン筐体でコーデを使用する場合には、マルチスキャナでQRコードを読み込ませることで使用可能です。なお、後述の「アイドルグランプリ」も同様にプリチケ化できない仕様となっているので注意が必要です。

 ちなみに本ゲーム内でのコーデの入手手段は「らぁらとプリズムストーリー」シナリオのクリア状況に応じて開放という親切設計です。ざっくり1時間もあれば開放できるはず。

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もちろん例のコーデも収録されています。なお1450で作ったコーデ全般に言える注意点として、デフォルトではヘアアクセが付いていないので要注意。


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くろねこエプロンふうワンピ。流石に収録されているコーデの数が1450(厳密にはコーデ1440+メガネ10)と膨大なので、気に入るアイテムも見つかるはず。現物化はできないが、お着替え自体は楽しいのだ。


■プリパラ めざせ!アイドル☆グランプリNo.1(2015年10月22日)

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 プリパラ単独の3DSゲーム第1作。マイデザインできる型紙の種類は5種類と少ないですが、このゲームにはプリパラ初期のコーデがトップス~ヘアアクセまで含めて282点収録されており、版権絵でよく見るらぁらやそふぃのコーデも収録されているので「ウオォ~~最強~~」となります。

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アイドルグランプリでマイデザインできるコーデの型紙一覧。


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お馴染みのコーデ。マイキャラ作成の時点からかなりこだわればプリチャンでも疑似SoLaMi SMILEを結成可能。お金はかかるが達成の喜びはプライスレス。プリパラをやれという突っ込みはナンセンス。


 ただ大きな難点がふたつあり、ひとつ目はコーデの入手には演出を飛ばせないガチャをひたすら回し続けるしかない点と、ふたつ目は1450と同様に本ゲームで作成したコーデはプリチケ化することができない点です。普通に筐体から排出されうるコーデだからということなのでしょうか。それゆえ1450同様、現物のプリチケが欲しいユーザーの方にとっては、本作の優先度は他のタイトルに比べれば低めになるかと思います。
 ともあれ、作成したコーデのQRコードはプリチャン筐体のマルチスキャナで読み込ませることで使用できるのでそちらの手段で遊びましょう。

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ただしQRコードで3DSコーデを読み込んだ際の注意点として、獲得できるいいねがべらぼうに低くなります。タイプ一致していないとほぼ着ていないも同然。


 なお補足として、マイデザインの型紙はゲーム内では4種類しか入手できないのですが、「公式サイトで配布されている2次元コードを読み取った上で追加されるひびきのストーリーをクリアする」ことで5種類目の型紙が入手できます。初見じゃまず分からないので注意。
 他作品にも共通なのですが、この公式サイトで配布の二次元コーデを読み取ることで追加要素が入手できるパターンが多いのでマストです。


■プリパラ めざめよ!女神のドレスデザイン(2016年11月10日)

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 第2作目。本作からはマイドレスデザインにゲームの主軸が置かれるようになり、型紙の種類が一気に前作の倍以上に増えます(!?)。

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女神のドレスデザインでデザインできる型紙一覧。物量がすごい。


 また各種コーデの入手には、前作で非常に労力が必要だったガチャ制が廃止され、ライブの報酬として得たコインで型紙やカラーを購入する形に改善。ただし要求されるコイン数はそこそこ多いので、コンプリートにはシナリオを一通りクリア+若干の周回が必要となり、シナリオを全て飛ばして読んでも3~4時間以上は必要。ただ、アイドルグランプリよりも一度に読まされるテキストの量は少なめなのでサクサク進められる印象ですね。そして、女神のドレスデザインからは版権系のコーデは使用できませんが、全てのマイデザインがプリパラ筐体を通して印刷可能。作りまくって刷りまくりましょう。
 なおゲーム内で購入するカラーには「通常」「こうきゅう」「プレミアム」と同一カラーでも3種類が存在しますが、ゲーム内での獲得いいねが増えるだけなので、基本は一種類揃えるだけで問題ありません。

個人的なオススメは「さわやかセーラーコーデ」。シンプルに可愛い。

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 後述の「夢オールスターライブ」でもそうですが、フルコーデでなくてもピンポイントで採用できるパーツが結構あるので押さえておきたいですね。なお、本作も公式サイトのQRコードで型紙やデコ等の要素を獲得可能なので要チェック。


■アイドルタイムプリパラ 夢オールスターライブ!(2017年10月26日)

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 第3作目にして3DSシリーズ最終作。本作はアイドルタイムプリパラのゲーム化作品のため、マイドリを初めとするアイパラ勢の面々も使用可能になりますので、マイキャラパーツが欲しい方はこちらを購入すべし。
 さて、最初に謝罪しておくと、僕はこのゲームを中古で購入した時点で全ての要素が開放されているソフトを引いたのであまりゲーム内容には言及がすることができません。申し訳ない。ただUIは3作目だけあって細かいところが洗練されていますし、シリーズで不満だった点も改善されています。ちなみに本作は唯一3D表示非対応。ついにオミットされてしまった。
 ゲーム性は女神のドレスデザインでほぼ完成しているため大きな変更はなく、2作目から型紙が一新されたものと捉えて良いかと思います。

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夢オールスターライブでデザインできる型紙一覧。シリーズ含めてこれだけの種類があれば恐らく大多数の需要は満たせるのではないでしょうか。


 個人的なオススメは「スクールユニフォーム」。制服が好きなんですかね。なお配色が自動的に黒系に偏ってしまうのはデザインした人間がキモ・オタクだからです。

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 またマイデザイン系のコーデ共通の特徴として、100%ピュアピュアアローの発生条件を自動的に満たせるのも地味に嬉しいですね。


■まとめ

 ざっくりまとめると次のような感じ。

▼収録コーデ数
1450>アイドルグランプリ>夢オールスターライブ=女神のドレスデザイン

▼マイデザインできる型紙の種類
夢オールスターライブ=女神のドレスデザイン>アイドルグランプリ

▼コーデ印刷の可否
1450:✕
アイドルグランプリ:✕
女神のドレスデザイン:○
夢オールスターライブ:○

 コーデを印刷したい人なら「メガドレ」か「夢オラ」の2択で、どちらか迷ったら最新作の夢オラを購入しておけば問題ないでしょう。プリパラ勢のマイキャラパーツをプリチャンに引き継ぎたい方は夢オラが良いでしょう。もちろん作りたいデザインの型紙がもう決まっているのならその限りではありませんし、そもそも全部買うのが最適解という説も学会では有力視されています。
 また、プリチャンでミックスコーデを作っているときなんかに「赤いだけのただのリボン」とか「黒いだけのただのソックス」みたいなのが欲しくなることがあると思うんですけど、そういうニッチな需要もピンポイントで満たしてくれるのでかなり頼れるツールですね。
 ソフトは中古なら高くても2,000円以下で購入できるので、プリチャンに対して人生のリソースを多めに割いている方なら3DSごと購入してしまっても間違いなく損はないかと思います。運が良ければ前任者のデータが丸々残っている可能性も。ちなみに僕は駿○屋とB○○KOFFを巡って下記の金額で揃えました。夢オラが若干安く手に入った気はしますが、相場は大体こんなもんだと思うので参考までに。

・3DS(ジャンク):¥2,500
・1450:¥1,500
・グランプリ:¥700
・メガドレ:¥1,500
・夢オラ:¥1,000


それではまた。


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ドヒューン!



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