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プリチャンミュージックコレクション2を買った+ヤマデンの話

おばんです。

プリチャンシーズン2終了〜シーズン3放送休止の一連の流れ以降、憑き物が落ちたかのように更新頻度が落ちてしまった!

しかしながら、プリパラの3DS作品各種がセールしていた影響で、過去に書いたゲームの記事が思ったよりも閲覧されていたようで。

近頃は情報発信もTwitterなどのSNSが主流な世の中ですが、情報の集積という意味ではブログベースのこういった媒体の方が色々と都合が良いと個人的には思っているので、まとめた意味はあったのかなあ、というようなことを感じました。

閑話休題。

プリチャンミュージックコレクション Season.2買いました。

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ジャケット……エメ〜(感嘆形)

普段はデジタルデータ派なのですが、今回はライブ映像を観たかったので、DVDが付いてくるDX版の方をCD媒体で購入しました。

言わずもがなでしょうが、今回のアルバムでは「ツヨキ!ツインテールズ」、「フレンドパスワード〜Another  World〜」、「MEMORIES  FOR  FUTURE」の3曲が初収録となっているのでファンならマストですね。

あとの収録曲は発表済みの楽曲+サントラの構成なので、これまでリリースされたソングコレクションを購入していてかつ新曲だけ聴きたいという方なら、各種配信サイトで楽曲単位から購入できるので出費も最小限に抑えられて親切ですね。というか、Amazon Music Unlimited会員なら購入しなくてもストリーミングで視聴できるみたいですね。凄まじい世界だ…。

収録映像はノンクレジットOP・EDに加えてこんな感じ。

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不思議なんですけど、ライブ映像を観ていると、その画面をリアルタイムで初めてみたときの気持ちとか、その時々のことを思い出すんですよね。季節感とか空気感とかそういったあれこれのものを。まるで水面に投げ込んだ小石のようだなと思った。ぼくたちはあの時確かに、虹ノ咲さんとだいあの隣にいて、同じ道を隣で歩いていたんだと。振り返ったときに幻視する過ぎ去った景色が、そう肯定してくれるのを確かに感じるのだ。

通年もののシリーズの特権として、作品・キャラクターと同じ時間を歩めるというのはほんとうに強みだなあということを再認識させられました。久しぶりにだいあと虹ノ咲さんに会えたのも素直に嬉しかった。

ともあれ、これさえあれば車でもライブを無限に再生できるし、退屈な車内が華やかなライブ会場に早変わりってワケです。まあ車持ってないんですけどね。

DVDだけあって流石に画質はシブめなんですが、そこはBlu-ray BOXを買ってくださいねってことなんでしょう。実際、高画質で観ないと勿体ないので仕方ない。

そんな感じで大満足な一枚でしたね。届いた時「やったー!」って言ったし。


以下余談。


それにしても、久々にCDを買った。最後にCDを買ってからいつぶりだろう。

CDというと、地元のCDショップのヤマデンのことを思い出す。

ヤマデンは同じ高校の山内くんの実家で、ぼくの通っていた高校からほど近い場所にあった唯一のCDショップだった。ぼくの地元は大層な田舎町で、木と土と空以外には何もないというような土地だった。そんなさびれた田舎の商店街で、唯一CDを取り扱っていたのがヤマデンだったというわけだ。

ある日、どうしても欲しいCDがあって、休み時間に学校を抜け出してヤマデンまで買いに行った記憶がある。

もちろん就学時間中に学校を抜け出すのは校則違反で、そして別にフライング気味にゲットしたからといって学校で聴けるわけでもないのに、その時の自分は、どうしても今すぐに手元に欲しかったのだ。

人生で最初に買ったCDは一生忘れないという話があるけれど、実際その通りだと思うし、あの学校を抜け出して目当ての一枚を手に取った時の背徳感と高揚感は、今でもふとした拍子に思い出すことがある。

結局の所、購入とはそれに附随する体験を含めたモノであり、ぼくはいつだってあの幼年期の原初体験を追い求めているだけな気がする。

尤も、当時のぼくはクソガキなので「CDクソ高え〜〜〜。シングルは半分インストだしカップリングとかいっても主題歌しか興味ねえ〜〜〜。実質1曲1000円は馬鹿だし普通に楽曲単位で売ってくれ〜〜〜」とか思っていたけれど、今実際に楽曲単位でデータをダウンロード購入できる世界になると、こういった「モノの購入に附随する体験」みたいなものも薄れてしまうのかな、というようなことを思った。完全にただの感傷でしかないんでしょうけどね。現代には現代なりの思い出の残り方がある。例えば、24時を回って配信サイトのリロードをクリックした瞬間の、マウスを握るかじかんだ指先の感覚だとか。本当か?


ヤマデンは個人経営の小ぢんまりとしたお店だったこともあり、ぼくが卒業して間もなく閉店してしまった。

そしてこれは本当に何故だかよく分からないのだけれど、山内くんの席には、背もたれの裏側に「これはヤマデンのイス」というイタズラ書きがされていた。

ヤマデンがなくなり、その言葉が風化してしまった今でも、山内くんの使っていたイスには今でも誰かが座っていて、その後ろで「ヤマデン」なる未知の単語が持つ響きの意味に思いを巡らせる高校生もいるのだろうか。まるで、パスワードを解き明かそうとするかのように。

そんなことをふと思ったのでした。


いい話風にしようとしたんですけど、特にそんな感じにはなりませんでしたね。

終わりです。

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