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フェムテックブランドのメンバーが想う、デリケートゾーンケアのこと Chapter:2

初めまして。MelliaのYURIです。

私たち「Melliaメンバーが想うデリケートゾーンケアのことや、アイム ラフロリアのこと」第二回の今回は、デリケートゾーンケアを初めて感じた心の変化についてご紹介させていただきます。

私がデリケートゾーンケアを通じて1番感じた変化は、今までただのボディケアだった時間が自分の性を感じ、自分で大切にする時間になったことです。

「自分の性を感じ、自分で大切にする」とは…?

なんだか深いテーマになりそうですが、「自分の性を感じ、自分で大切にする」を簡単にいうと「自己肯定感」のようなものだと思っています。

昨今、心の性・体の性の両方があり、その多様性が広く知られるようになりましたが、ご自身の体と心の性について真剣に向き合ったことはあるでしょうか?
なんらかの生きづらさや問題を抱えた経験がある方は、向き合わざるを得ない時期があったかもしれません。私は自分自身の幼少期を振り返ってみると、心も体もTHE ・女の子!な性を持ってこの世に誕生したと思っています。
マジョリティである私の性別ですが、それでも実は生きづらさを感じる瞬間がありました。特に顕著だったのが家庭内です。

我が家の性教育

私の母は「ぶりっ子やあざとい女の子が大嫌いなタイプ」の女性でした。
そのため、幼少期に身も心もド女子な私が「可愛いって言われたい!!可愛がられたい!!」と思い、する行動の一つ一つが母を不愉快にさせてしまうことに繋がったのです。
(例えばフリフリのお洋服を着せてもらえない、写真を撮るときは可愛いポーズをするとつまらなそうで、面白いポーズの方が喜んでもらえる…など)

振り返ると、それが人生で最初の傷つき体験・困惑した経験でした。

それ故なんとなく家庭で性の話や、身体の悩み、恋バナなど、両親に自分自身の女性性を感じさせることがいけないことのように感じ、積極的にそういった話題(生理についてやデリケートゾーンについても含む)を話すことを避けていたように思います。

高校時代、胸にしこりができた時も一人で何週間も乳がんについて調べ、保健室の先生に相談し、最後は母の財布から保険証を盗み一人で病院に行こうとしたところ、見つかってしまう…という出来事も(笑)

ここまで極端ではないものの、その気持ちは何となくわかるかも…と思っていただける方は意外と多いのではないでしょうか?これはどうやら、日本の文化にその背景があるように思います。

日本の家庭の性教育

我が家の例は母の個性もあり割と特殊だったかもしれませんが、これまでの時代、多くの日本の家庭では「性の話はタブー」とされており、今でも母娘で大っぴらにVIO脱毛やセックスの話をする家庭は珍しいのではないでしょうか。
母親はあくまで母親であって、"女"の姿を見たくない。逆もまた然り。という家庭の方が多いように感じます。

そのため、デリケートゾーンケアについても同じで、ブランドを通して「正しい洗い方を知っていますか?」というアンケートをとると約8割の方が「知らない」という結果になります。

ですが、一歩海外に出てみると、フランスでは母から娘にデリケートゾーンの洗い方を教えるのは当たり前の文化で、専用のケア商品は街中のどこでも手に入る。という世界線があるのです…!
少子化やIT技術など日本は遅れていると言われてますが、性教育という観点で見ても、同じことが言えます。
ではこれからの未来、どうなっていくのが理想的とされるのでしょうか?

性は大切な自分だけのもの

人間には一人一人持って生まれた心と身体の性があります。どんな種類、どんな組み合わせであれ、素直にそれを認め、まずは自分自身で尊重できることがより良い時代の第一歩につながると、令和を生きる今、私は強く感じています。

今まで育ってきた時代、生まれた家庭、受けた教育によって、自分の性に後ろめたさを感じたり、隠さなければいけないようなことは、幸せに生きることから遠のく行為だと思います。

そんな中、誰にも邪魔されることのない一人の時間であるバスタイムは、人目を気にせず身も心も裸になれる唯一の瞬間ではないでしょうか?

少し話が脱線したのでここからはデリケートゾーンケアに戻します。

今まで「触れてはいけない」とされてきたデリケートゾーン。
誰にでも見せる部分ではないですが、私はケアを通じて自分の身体をよく知り、より綺麗で健康な状態であることは、女性としての内なる自信につながっているように感じる時があります。

それは今まで制限されてきた女性という性を、自分自身が心から認め、大切に思う一つの些細な儀式になっているのかもしれません。

こちらもアンケートの結果で、「デリケートゾーンケアを通じて感じた心の変化はありますか?」という質問の回答の中に「自己肯定感が上がる」というものもチラホラ見受けられたのですが、これについて「なぜデリケートゾーンケア=自己肯定感?」と思われるかもしれません。
文字だけを見るといまいち直結しないように感じますよね。

私がこの結果を見て感じたことは、自分と同じように、ケアする時間が誰になんと言われようと自分の性を肯定する時間になっている方がいるのかもしれない…ということでした。

プロダクトを通じて

私はアイム ラフロリアを通じて、過去の経験から自分の性を認められなかった人、まだ受け入れられてない人、誰かから否定された経験がある人...etc、そんな人にもやさしく包み込むように、自分自身を認めてあげる時間のお手伝いができたらいいなと思っています。

アイム ラフロリアには、ブランドの軸である【3つのやさしさ】の中に「人にやさしく」というコンセプトがありますが、これは「自分で自分にやさしくしてあげる。人に何と言われようと自分の性を認め、大切にしてあげる。
」という意味を含んでいると勝手ながら解釈しています。

私自身がそうであったように、デリケートゾーンケアを通じて、自分自身の性を認め、明日からは今よりもう一歩自分らしく、幸せに生きる毎日につながることを願っています。


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