性教育@オーストラリアの小学校

この間は性教育の授業がありました。私が教育実習をさせてもらっているクラスはYear 6で、子供によっては、私や担任の先生より身長の大きな子もいます。Year 6で性教育は遅すぎる、というのが担任の先生の意見でした。そんな性教育の内容について今日は書くことにします。

先ずは、Mommy laid an eggという絵本に基づいたスライドを見ました。これは子供向けの性教育絵本で、とても面白かったのでYoutubeの動画をこちらで紹介することにします。

絵本の中には、赤ちゃんはどうやってできるのかという子供向け神話がまずは紹介されていきます。例えば、日本でいえばコウノトリが赤ちゃんを持ってきたとか、キャベツ畑で見つかったとか。この絵本の中では、恐竜が赤ちゃんを届けにきました、または歯磨き粉の様なチューブから出てきました等

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さて、このあたりから本題に入りました。このチューブは人間の身体に例えると何でしょうか?と。そして、赤ちゃんの素はなんでしょうか?という質問になりました。それから、話はどんどん生物学的になり、女性の身体から作られるものは卵子、男性の身体から作られるものは精子、この二つが赤ちゃんの素になります。と教えられていきました。

その次にみんなで立ち上がって、男性器、女性器(胸を含む)のスラングを三つ以上知っている人を探し当てるゲームが始まりました。男性器の英語のスラングといえば、dick, cock またはEggplantなど私が初めて知る単語がでてきました。そして女性の胸を表すスラングは、boobs, water melon またはTitsなど。その言葉を全部知っているのは誰でしたか?いうのは恥ずかしいですか?という質問もされました。

次に、人体画像を用いて、卵子がで作られるのか、卵巣(ovary)、卵管(Fallopian tube)、子宮(uterus)、子宮頚部(cervix)などの単語がどこにあるのか説明されました。男性器も同様に、説明があり卵子と精子がどこで出会うのかまで詳しく話されました。人間の身体には何の穴がどこについているのかも詳しく説明されました。また、男性器には包皮があることや、習慣によっては割礼があることなども話されました。

オーストラリアのYear 6は、10-11歳で、日本で言う5年生ぐらい。私は性教育を小学校で受けた記憶はあまりないのですが、どちらかというと、当時読んでいた小学館の教育雑誌に付録として漫画が付いていたと思います。それに比べると、この授業では、かなり生物的な事を教えていると思いました。

最後には、みんなで性器用語のビンゴゲームまでありました。ビンゴになったら、小学生の子が、その性器用語をみんなの前で言わなければいけない、というのはさすがにびっくりしましたが、ポイントとしては、性は、冗談にしたり、面白がったりするものではない真面目な話であることを伝えたかったのだと思いました。


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