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秋の植え替え祭り(2024年10月の日記)

春分そして寒露が過ぎ去った10月の上旬。「お前いつまで居残りしとると?」って問い掛けたくなるぐらいの夏の暑さはやっと消え去って、そのことを察したベランダや部屋に所狭しと並べられた植物たちは、酷暑を耐え抜こうとじっと耐えていた先月までの姿からは一転、また元気に成長を始めた。次は寒さで身動きが取れなくなる時期がやってくるから、それまでがんばって動いとかないとね。植物も、人間も。

で、植物が成長のために動き始めたということは、植え替え祭りが到来したということ。自分は基本的に、盆栽をはじめとした温帯原産の植物や、エケベリア・アロエ・ディッキアなどといった比較的耐寒性のある植物は、必要に応じて春だけでなく秋にも植え替えをする。それは何故かというと、これらの植物は耐寒性があるぶん秋〜冬にかけての期間もよく成長し、厳冬までに植え替えのダメージから回復しやすいから。しかもちゃんと水を切れば寒さで弱る可能性は限りなくゼロだし、そもそも。逆にパキラやエバーフレッシュをはじめとした熱帯亜熱帯原産の植物は、よっぽどのことがない限り秋の植え替えは避けて、春のみに植え替えをする。理由はさっきと逆で、耐寒性が低いぶん秋〜冬にかけての成長に勢いがあるわけではなく、植え替えのダメージから回復できないまま寒さで弱ってしまうリスクがあるから。まあ、室内でぬくぬくと育てているなら秋の植え替えでも全然いいんだけれど、我が家は植物がダメになるほどの厳しい寒さがやってくるギリギリまで外に置いておくスパルタスタイルなので、こういう植え替えの方法にしている。室内、思い切ってバシャバシャと水をかけられないから面倒くさいんだよな。

ということで暑さが落ち着いた10月の初めには、子株が大量に吹き出していたディッキア・ムーングロウとか、ディッキア・ターザンとかの植え替えと株分けをした。実はこの作業、本当は春にやろうとしたんだけどサボっちゃって秋まで持ち越していたから、終わってめちゃくちゃスッキリした。やっぱり、やるべきことは思いついた瞬間にこなしていかないとずっと頭の隅に引っかかったまま日々を過ごすことになっちゃうから、次は早めにやれよ、と自分に一生懸命言い聞かせた。

そして流石は子株が大量に吹き出すディッキア、株分けをしたらまた大量に鉢の数が増えてしまって、これはどこに置いたもんかと思い悩んでいる。温室が欲しいなそろそろ。材料買ってきて建てちゃおうかな。


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