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Magic: The Gatheringをやろう

昨今、遊戯王Master Duelの台頭やShadowverse EVOLVEの発売により活気づくTCG業界。
そんな中TCGの原点でもあるMagic: The Gathering(以下:MtG)も
「MTG ARENA(以下:Arena)」の登場により敷居が一気に下がった。
TCGに興味が出た人は是非MtGの自由度、戦略性を体験してほしい。

なお、わかりやすい様にMtGと他ゲームの対比表現が多いと思いますが、
TCGに興味がある人向けに分かりやすい表現を選んでいるだけで、他ゲームを貶めるつもりは(多分)無いので予めご了承ください。

また、そもそもTCGってなに?どういう効果だ?いつ発動する?って方は
読者ターゲットではないのでその点も悪しからず。

実はMtGってこういうゲーム

初めに、「国産のTCG」をやった事はあるけど、MtGには手を出してない
という人がこのゲームに対してどういう印象、先入観(一部は正しい)を持っているかを考えたいと思います。


目次

  1. ゲーム性が複雑 or 覚えることが多そう

  2. カードが多すぎて今更手を出せる気がしない

  3. カード、パックの単価が高い

  4. 絵が可愛くない


この辺りだと思います。一個ずつ答えていきたいと思います。

・ゲーム性が複雑 or 覚えることが多そう

ちょっとでもMtGを見たことがある人がまず離脱しやすいポイントです。
カードショップに行くと、シングルカードの売り場を見かけるでしょう。
そこに陳列されているMtGのレアカードにはこう書いてありましたよね
「警戒」「絆魂」「トランプル」「再活」「サイクリング」等々…

お前何いってんの?

意味不明のカード。これでどう戦えっていうんだ。そうでしょう?
これはゲーム上「キーワード能力」と言われるものです。
これ全部覚えないといけないの?新しい能力とか出るたびに覚え直すの?
安心してください。
まず、頻出するキーワード能力はある程度絞られています。
また、それぞれが直感的に分りやすい名称が多く、複雑な挙動もしません。
覚えたほうがいいキーワード能力の種類もそんなに多くありません。
そして、このキーワード能力がどういう働きをするかは
実はカードに書いてあります。

書いてあるんすわ

まぁ細かいルール自身の用語はさすがに置いといて、効果を多く持たない
「低レアのカード」にはキーワード能力の意味がちゃんと書いてあります。
君たちが見た事あるのはショーケースの高額カードだね?
レアカードは効果を沢山もっているから「キーワード能力」として可読性を上げているんだ!
また、それぞれのカードによってキーワード能力の挙動が変わることもない
一度「警戒」を覚えてしまえばカードによって覚えなおす必要はないんだ。

カードが違うから効果が違うなんて事は無い


・カードが多すぎて今更手を出せる気がしない

MtGはTCGの元祖と言われており、その歴史は20年以上である。
それ故、カードの種類は膨大であり、どんなカードが強いか。どういうデッキが作れるのか。理解できるまで延々とカード一覧を丸暗記しないと…
安心してください。
20年の歴史をフル活用する遊び方も存在します。だがしかし
「MtGには複数のルールが存在する」という事をご存じでしょうか?
(ほぼ)全てのカードを利用できるルールは「レガシー」と言うルールで
「レガシー」のデッキはそのルール同士でないと対戦が出来ません。

公式が運営しているゲームルール(フォーマット)の一覧

え?なに?ルールにこんなに種類が?無理無理無理覚えられない!!
落ち着いてください。
あなたはこれからMtGを始めようとしています。そんな方が遊ぶべきは
「スタンダードのみ」になります。(詳しい人に聞くと諸説ありますが)
つまり一般的。普通のゲーム体験。一番競技人口の多いルール。
それだけ覚えれば全く問題ありません。
また、ルール毎で差があるのは「デッキ構築のルール」だけです。
「ゲームのルール自体はすべて同じ」です。(多人数戦だけは例外)
スタンダードで使用できるカードは限られており、そのカード数はむしろ他のゲームより少ないくらいでしょう。
また、カードの数が限られているので初心者と経験者でもデッキパワーには大きな差が生まれません。

構築済みデッキでも十分戦えます

ただし、この参入しやすいルールでも唯一欠点があります。
スタンダードで使えるカードは定期的に世代交代が行われてしまうのです。
これをローテーションといいますが、今日この瞬間使っているカードでも数年後にはスタンダードでは使えなくなる。という事は覚えておきましょう。
ただ、そこまで長くMtGを遊んでいるならば
「新弾のカードを使いたい」
「このデッキを別のフォーマットでも活躍させたい」となりやすく
いつの間にか「MtGやろうぜ!」いう状態になっているはずです。


・カード、パックの単価が高い

MtGのカードと聞いて最初に思い浮かぶのはやっぱりこれでしょう。

た、高すぎる・・・

安心してください。
このカードは、貴方が遊ぶ「スタンダード」のカードではありません。
また、薄々感じているかもしれませんが、このカードの値段は
「希少性」や「話題性」についている値段であって「カードの強さ」だけで価格が暴騰するようなゲームでは(今のところ)ありません。
この特定カードだけ高騰する現象は各所でみられることであり、
MtGだけが異様な高額カードが存在する訳でもありませんし、
デッキが組めないわけでも、そもそ入れたいカードでもありません。

これ買わないと戦えないゲームじゃないでしょ?

スタンダードのシングルカードは基本的に常識的な値段をしており、特別MtGのカードは高額。というわけではありません。
また、Arenaの登場により、デジタルのMtGであれば「基本無料」で
「テーブルトップと同じルール」「テーブルトップと同じカードプール」
で遊ぶことができます。
この点でも、他のTCGよりむしろ安価に遊べる状態になっています。


・絵が可愛くない

ちょっと待ってくださいよ!
確かにMtGは海外のデザイナーが描いたカードが多く、国産のTCGのような「アニメ絵の美少女」や「巨大ロボ」が描かれているわけではありません。
しかし、写実的なカードや高クオリティのCGを利用した美麗なカードが多く存在します。

なんと原画が取引されていたりもします

また、最近では希少ではありますが、有名日本人イラストレーターが書いた「美少女」的なカードも実装されており、我々萌え豚にも優しくなっております。

アニメ絵だし強い

ここまで「TCGはやった事あるけどMtGは難しそう」という人向けに
記事を書いてみました。
ただ、今回ご紹介したのはあくまで「表面上」の話であり、
本当にMtGがおもしろい部分は「自由度」や「戦略性」にあります。
興味が出た人は是非「MtG:Arena」をやってみましょう。
理解がしやすく奥の深いゲーム性が完全な状態で用意されています。

多元宇宙があなたの灯がともるのを待っています。

おしまい。

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