他の人とのお見合いとその後

比べてしまうと、だめだった

1人目で夫となる人に出会ってしまった私は、他に3人ほどお会いしたのだが、率直に言って全然だめだった。

何がだめって、私が全く楽しめなかったのである。1人目に盛り上がってしまったあの人、プロフィールでは気にもかけなかったような人との時間が楽しすぎて、他の人とのお見合いが苦痛になってしまった。こんなことは初めてであった。

ちなみに、夫以外の方はどなたも、自分の行きたいカフェというのはなく、付近に何があるか調べてすらいなかったので、私が調べておいたカフェに誘導する流れになって少々不満だったけれど、そんなこと以前に、お話ししていても楽しくないなーという感じはあった。

交際から、真剣交際へ

私がそんなことを思っていたころ、彼から真剣交際をしませんか、というお話（いわゆる告白？）があり、それぞれ自分のコンシェルジュさんにお話をして、私たちは真剣交際をスタートさせた。

ここからがスタート。なのに私は、なんだかほっとしてしまっていた。これで他の人とお見合いをしなくて済む。それがうれしかった。ここからは、この人とのことだけ考えておけばよいのだ。

週に1回ペースで、私たちは会った。あまり推奨されていない、彼の一人暮らしのお家でのデートもした。会う頻度が増えたので、将来のことを考えると安いお店がいいね、となり、どちらからともなく、会う場所はサイゼリヤになった。話ができれば、会えればどこでもよい。お互いそんな感じであった。