見出し画像

はじまりは、飲んだくれ元彼との別れから

一人暮らしの始まり

2018年4月、練馬区のアパートで私はやる気に満ち溢れていた。

半年間同棲していた元彼と別居して、晴れてひとり暮らしとなったのだ。

楽器演奏可能で49,000円という破格の安さの古いアパートだったが、それでも一人でのびのび暮らせることが嬉しかった。

一年半ほど付き合っている元彼とはまだ関係は続いていたものの、少し距離を置くことにしたのだった。

元彼のこと

元彼は初めて半年以上付き合った相手だった。

音楽の趣味などで話が合っていたが、好きとかときめきよりも、友人的な側面のほうが強く、そのためか将来のことなどを率直に話すことも多かった。

ある日、池袋のサイゼリヤでいつものように100円ワインを飲みながら話していると、ひょんなことから、彼がもはや私に対して恋愛感情を抱いていないことに気づいてしまった。もちろん、結婚についてもする気はないようだった。

そんな話を酔った勢いで、というか泥酔しながら話すものだから、私のほうもなんだか冷めてしまって、パッとその場で別れを決めた。

私のほうもいい加減、彼の酔い癖にはほとほと嫌気が指していたので、ちょうどよかったのだと今では思う。

目覚めた結婚願望

私はもともと結婚願望も、子供を持ちたい気持ちもなかった。特に子供というのはうるさいだけのように思われたし、男の人に恋愛感情を抱くこともあまりなく(そのわりには2、3人くらいと交際経験があるけども)、というか女性のほうがわりと好きだったし。(それについてはここでは省く)

そんなわけで、自分が結婚をするとは夢にも思っていなかったのだが、元彼と付き合ううちに、誰かとパートナーになって暮らすのも悪くないと思い始めたし、強固に結婚したくない&子供を持ちたくないという考えの彼と対話を繰り返すうちに、思った。

ああ、自分はそれほど、結婚したくない、とは思わない、と。

そして絶対に子供を持ちたくない、というわけでもないな、と。

そう思ったときに、ふと婚活でもしてみようか、と思い立ったのだった。そして特に結婚生活や相手に対する理想というもののないまま、私の婚活が始まった。

お読みいただき、どうもありがとうございました!!