見出し画像

婚活デートの思い出

どうかと思うスピード感

2018年7月、週に1回くらいのペースで私は婚活デートに明け暮れていた。

もともと知らない人間と会話をするのは得意だったのもあり、おそらく私はかなり馴れ馴れしいほうだったと思う。

婚活デートではふつうやらないらしいデートをしていた。

たとえば、いきなり夜の食事だとか。(お酒あり)

いきなり、カラオケだとか。(密室)

・・・どうかと思う。今にして思えば、ありえない。

思えば私は男性と話すことにあまり緊張しないタイプだったのだ。前の記事にもさらっと書いたが、もともと女性にしか興味がない種類の人間だったので。(それについてはいずれ詳しく書きます)

女性慣れしていなさそうな男性

それ自体は全く問題はないのだが、女性慣れしていなさそうな男性が多かった。なぜそう思ったかというと、会話をする声が震えていたり、とても緊張している雰囲気だったからだ。

結局婚活サイトでは7月中に、15人くらいとメッセージをやり取りし、7人くらいとLINEをやりとりしたうちの、3人と直接お会いしたのだが、どの方も優しそうな感じではあるのだが、いかんせん受け身すぎて、待ち合わせ場所も食事の場所もデートの内容も、ほとんど私がコーディネートしていた。

とある人はキャッチに引っかかってしまい(私がやめようと声をかけたのだが、断り切れず店に入ってしまった)、ぼったくられたりしたことも。ともかく優しすぎたのだ。

また別の人は、公園デートの間じゅう、暑い日だったので、持っていたパンフレットかなんかであおいでくれたのだが、さすがに恥ずかしいのでやめてほしいと言ったのに「遠慮しないで」とやめてくれず、これは困った。優しいのはいいことなのだが、ちょっとありがた迷惑だったかな。

もう一人の方は、2回目くらいにお会いした時には、いい感じのイタリアンのお店を見つけてくれて、私のことをよく質問してくれたのだが、自分の話をするとなると、「自分は何もなくて」と自信のなさそうに悲しそうに言うのだった。

結果としてよい経験

どの方とも私は楽しく会話できたように思ったし、今まで自分の知らなかったタイプの男性とお話ができたのは貴重な体験だった。

私の男友達は、どちらかというと女性慣れしているというか、女性と話すのにあまり気を使わないタイプが多かったので、新鮮だった。これは私の今まで過ごしてきた環境(高校、大学など)が、男女というものに対して特別に意識する人があまり多くなかったからだと思う。

しかし婚活となると、今までとは異なり、当たり前だが男女というものを強く意識しなければならなくなる。これが私にとっては初めて(?)の経験であり、28歳という歳にしてようやく学んだことであった。

しかしどの方とも残念ながらピンとくるものはなく、上記のような初めての経験になんだか疲れてしまった私は、7月の終わりにはいったん休憩をしてしまうのだった。



お読みいただき、どうもありがとうございました!!