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記憶や自然に戻るように。

クマが子ぐまに言った。
ぼくのうたは遠いなにかの記憶で
朝の鳥のうたで夜のさざ波さ。
ぼくは季節を繰り返す自然の中で
芽吹き、くちてゆくちいさな
木の葉さ。
だからぼくの自意識や恥なんて
どうでもいい。
空気なんて読まずに
記憶や自然にもどるように
好きなようにうたおうと
思うんだ。

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