極点の駅で。 3 ayumu aizawa 2024年2月9日 00:08 極点の駅で、零時発の氷の列車が出発の準備をしていた。麝香猫の親子はあたたかくしながら真冬の寝返りをうった。月夜をゆく帆舟で船長は海図に詩人の血を一滴。すべての彷徨う魂にロシアンティーがふるまわれた。花園は東風にそよぎ続けていた。欠落の讃美歌が響き幻想はきりがなかった。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 眠れない夜に 68,530件 #眠れない夜に #幻想小説 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート