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【詩】

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心に浮かんだまま書き殴られたものたち。
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2022年7月の記事一覧

七月下旬 涼しい夜

中々眠る 事出来ず

一度眠りに 就いたなら

二度と目覚めず 眠れたら

今の私は 幸せよ



丑三つ時 哀愁孤独 満たされし

或夏の 赤い三日に 暇潰し

友を招きて 来るは喜劇

友が帰りて 来るは悲劇

何故此れは 訪れるのか

空虚さに 負けじと薬 飲み眠る

「挨拶」

挨拶をするとする。

笑顔で返す者、むすっと返す者

或いは、無視する者もいるだろう

人様々だが、返してもらえると

少しだけ心の距離が縮まる気がする

それを積み重ねて、積み重ねて、

良い関係が築けるのではなかろうか。

朝から往復八キロ歩いて学んだコトでした。

「風呂」

風呂に浸かる為に湯を張った

我が家の風呂は古典的な蛇口型

十三分のタイマーをセットし、曲を聴く

家事中、一度曲が止まった

何故?と思い再生して作業を続けた

そして十数分後ある事を思い出し、慌てて風呂場へ

タイマーの設定が「時間になると再生停止」だったのだ。

こんな夢を見た。

某氏が歌う流行曲「群青」が流れていた

手洗い場が男女共用である

すると、俺の左側で妹が曲を口ずさんでいた

さらに、妹の元恋人が右側で

妹に気付かず口ずさんでいた

そこで目が覚めた

携帯の設定ミスで「群青」が流れていた

何故か切なくなる自分がいた。

「七月の紫陽花」

今朝の散歩で、紫陽花を見かけた

僕は六月生まれなので、紫陽花には

謎の親近感を感じる

七月に入り、猛暑日が続き

徐々に枯れ行く紫陽花

でも、枯れる紫陽花にも

何か美しさを感じるのだ

最期のひとときまで、咲き誇れ。

昼寝中こんな夢を見た。

その物の名前を出さずに言葉と動きで

その物の説明をして当てる遊びをしていた

頭文字一文字を出してよい決まりだった

友人Mは

「田んぼとかで使う、な から始まる…」

と言って動き始めた

まさかと思って鉈と答えると正解だった

Mよ、それは鍬だ…

「シオカラトンボ」

今朝の散歩で

シオカラトンボのつがいを見かけた

片方が羽休めすると、

もう片方も同じ草に止まろうとする

僕が通ると、雌雄どちらか分からないが

片方が逃げようとした

僕が離れて行く頃

その二匹は共に身体を重ねて飛び去った

青春だなぁ、お幸せに。