見出し画像

ミツバチが地球上から消えたら、人類はあと何年生きることができるだろうか

かの有名な物理学者アインシュタインは
ミツバチが絶滅した4年後に人類も絶滅する可能性があると言ったそうな。

花粉媒介者 ポリネーター

ミツバチはいろんな花から花粉や蜜を集めます。
その時体に花粉が付き別の花に移った際に花粉がめしべに付着することで受粉します。これを花粉の媒介といいます。

ミツバチは植物が受粉するのにかなり重要な役割を担っているのです。
もちろん、媒介者はミツバチだけではありません。
しかし、もしミツバチがいなくなると世界の農作物の約30%が失われるという試算も出ています。

農家との関係

ここで僕が養蜂を始めようと思ったきっかけを話します。
いきなりなんだと思うでしょうがこの後の話に関係するので書きますね。

中学生のころだったと思います。家族でいちご狩りに行きました。
みんないちごを食べるのに夢中になっていました。
僕はハウスの片隅にある箱に気が付きました。
その箱からはミツバチが出たり入ったり。ハウス内のいちごの受粉を促すために設置されたものでした。
その箱を見つけてからはいちごには見向きもしないで箱の前でずっとミツバチたちの出入りを眺めていたのを覚えています。
「僕も飼いたい」その想いは高校を卒業しても変わりませんでした。
独学で勉強し、ついに19歳の時養蜂デビューを果たしました。

長々となりましたが何が言いたいかというと、
特に野菜や果物を育てている農家に媒介者は必須ということです。
ミツバチが居なくなると農業は成り立たないということです。

(今は受粉を必要としない作物も増えてきているので成り立たないは
言いすぎですが。)

減少の原因は何?

解明はされていませんが、原因の一つとして挙げられるのが
ネオニコチノイド系の農薬です。
EUやアメリカでは規制がかかり始めていますが日本ではまだまだです。

その他にも温暖化・異常気象も大きく関係します。
植生の変化によりミツバチの群が育たないうちに開花時期を迎えてしまい、流蜜期に働きバチが少ないとうことも起こっているようです。

それから、ダニ。
特にうちの群はアカリンダニの被害が大きかったです。
西洋ミツバチが持ち込んだとされており接触することで感染します。
アカリンダニはミツバチの気管に寄生しやがて死に至らしめます。

これらの多くの原因によりミツバチ崩壊症候群が起こっているのです。

さいごに

ミツバチたちは僕たちに豊かな暮らしを与えてくれています。
毎日食に困らないのはミツバチたちのおかげです。
恩知らずな人間は環境を破壊することで自分たちの首を絞めているということに気付くべきです。
何もかも便利に合理的になった代償は大きすぎるかもしれません。
まだ遅くはない。みんなで環境問題について考え、それぞれができることを
すこしずつでも始めましょう。

この投稿を読んで環境のことについて考えてくれる方が
増えることを切に願います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?