見出し画像

標高1269mの湖へ:中禅寺湖−1・2

7年ぶりに中禅寺湖にお邪魔してきました。しかも2週連続で。
欧州からの帰国時、コロナのこともあって混雑する中に入っていくのがどうも苦手だった中、かつて通っていた湖が大混雑だ、なんて話を聞いて、少し敬遠していたまま数年経ってしまっていました。支笏湖に定期的に遠征するようになったのも、その影響もあったかもしれません(飛行機ほど密な空間もないですが)。
そこから数年、今は環境も自分自身の気持ちも落ち着いてきたので、しばらくぶりにいろは坂を登ってみる気になりました。



最初の週は、支笏湖の釣りをしながら、山側のポイントを歩いて確認。
本つが、むじな窪、八丁もよく入っていたポイントでしたが、もうどこで、どうやって釣っていたかも忘れてしまいました。

支笏湖の釣りは表層の釣りで、中禅寺湖の釣りはボトムの釣り。ただ、私は過去、ブレイクを意識した表層の釣りで、いいブラウンを掛けていた記憶があるし、そもそも魚の密度は支笏湖よりも高いはずだから、一日中ルアーを投げていれば、何か釣れるだろうし、まあ少なくともアタリくらいは、と思っていましたが、甘かったですね。10時ごろから19時まで歩いて釣って、なんの反応もなし。
17℃を超えた水温のせいもあるかもしれませんが、やはり郷に入っては郷に従えということでしょうか。中禅寺用ルアーなど、MTとプロビアが数個残っていただけだったので、悔しさとともに、物欲が頭をもたげます。


翌週は、少しだけ早起きをして9時スタート。以前のように、2時から大島商店さんに並んで入漁券買って、駐車場で急いで支度して、ヘッドライトの灯りを頼りに山道を歩いてポイントへ。湖岸で息をひそめながら、空と湖の境界が少しづつ白みながらはっきりしていくのを眺める早朝4時、なんていうことを実行する根性はありません。そういえば、駐車場も多くが有料化されているのですね。

先週の水温からも、季節がかなり進んでしまっているのはみて取れるので、やはり水温がやや低いと言われる山側へ。
支笏湖の南岸は、いくつかある涸れ沢や傾斜の緩い斜面を伝って湖岸まで降りることが多く、人が入っているかどうかは、国道を走りながら、路側に停められた車の有無で判断していました。次のカーブを曲がったところに車いないでくれよ、なんて走りながら祈ったり。
一方、中禅寺湖は、山道を歩きながら湖岸の様子を眺め、まあどこからでも釣り場に入ることがでます。とても楽だし、そもそも、ハイキング気分で緑に包まれた湖岸をのんびり歩くのは、本当に気持ちがいい。


魚も、いいブラウンを釣ることができました。最近主流になっているというボトムスプーンの14g、デジ巻きで。YOUTUBEで勉強したかいがあったようです。

黄色みの強い、中禅寺湖らしいブラウントラウトは、65cmありました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?