#2 2023年4月 ハワイ初心者が新婚旅行で訪れて感じたこと お金について
コロナ禍後初の海外旅行、人生初のハワイ、しかも新婚旅行で訪問。
妻はハワイ経験者でしたが、僕はハワイ完全初心者。
アメリカもリゾート地も経験値が殆どない状態でハワイを訪れたため、驚きの連続でした。
コロナ禍後の2023年4月のハワイの生の情報をシェアします。
あくまで僕個人の経験、主観に基づく内容ですのでご了承願います。
物価が高い!体感で日本の2~3倍
物価が高い!とにかく高い!あらゆるものすべてが高い!
事前に各種メディア経由で知ってはいたが、実際に身銭を切ると物価の高さを否が応でも感じずにはいられない。
ハワイ自体の物価がそもそも高いが、それに加えて円安の影響もあり、全てが割高に感じられた。
モノやサービスにもよるが、体感で東京の2倍から3倍くらい高い。
特に高いのはホノルルのメインストリートであるカラカウア通り周辺。そこから離れるにつれ若干安くなり、運河を越えたローカルなエリアに行くとある程度安くはなる。ただそれでも東京と比べても遥かに高い。
飲食代は特に高い。
一番割高だと感じたのは飲食代
レストランでは18-20%のチップが発生するため、殊更高く感じる。
朝食をテイクアウトできるカフェで摂る場合、サンドウィッチとコーヒー1杯で20ドルは少なくともする(日本より1.5倍デカいが)
チップがかからないテイクアウト可能なカフェですらこれであるので、チップが発生するカフェ店内で朝食を摂ろうとすると一人当たり25ドル近くはする。
ランチはレストランで食べれば食事だけで平均20-30ドルはかかる。
コーヒーやお酒を頼めば一人当たり40-50ドルくらいは普通にかかってしまう。
ディナーとなると当然さらに費用はかかり、食事一品だけで一人当たりUSD 30-50はどうしてもかかってしまう。
都内のちょっとした居酒屋で沢山飲み食いしてかかる費用と、ハワイのディナーで食べ物1品注文する費用がほぼ同額どころかハワイの方が値は張る。
ディナーなので当然アルコール類も頼みたくなるが、レストランのアルコール類も当然のようにジョッキ1杯でUSD 10以上、凝ったトロピカルカクテルだと20ドルは越えるので、油断するとチップを合わせて一人当たりUSD 100は超えてしまう。
高級レストランではなく、ショッピングモールにあるようなレストランでこれである。
スーパーやコンビニですら、飲食代はそれなりにするが、お惣菜はそれなりにお手頃。
ホノルルで広く見られるABCマートというコンビニのようなお店では、セールという名目でペットボトルのコーラが3.2ドルで売られていた。
日本のコンビニで400円でコーラが売られている所は恐らくない。縁日やスキー場でもここまではしないだろう。
それだけホノルルの物価は異常に高い
特に一番酷かったのは観光地であるホノルル動物園。水で5ドル、エナジードリンクで6ドル、スタバのコーヒー缶で7ドル。
狂った価格設定である。
しかしながら普通のスーパーや、ABCマートで売っているお惣類、弁当類(プレートランチというらしい)はそこまで高くはない。
日本のおにぎりの1.5倍近くデカさのスパムおにぎりやサンドウィッチは3ドルから5ドル弱、プレートランチは様々な種類があるが大抵USD 10-15ドルなので、費用を抑えるならお惣菜を買ってホテルの自室かどこかのベンチで食べるのが一番良いかもしれない。
新婚旅行なのでケチケチしたくはなかったが、それでも何度かスパムおにぎりやサンドウィッチ、プレートランチにはお世話になった。
店で買うアルコールはそこまで高くはないが、飲める場所がホテルの自室のみ。
逆にそこまで高くなかったのはスーパーやコンビニで買うアルコール。
それなりに値段はするが、酒税が日本より安いからなのか、他と比べてそこまで極端に高価ではなかった。
350m缶相当で3ドル、500m缶相当で4ドル。スピリッツ類も当然お酒の種類にもよるのだが、750m瓶相当で30ドル近く。他の飲料と比べてもそこまで極端に高い訳ではないように思えた。
ビール類については何故か6缶一セットで売られていることが多く、6缶セットの場合は13ドル前後で1缶あたり約2.2ドル。1ドル135円としても300円となり、コンビニで定価でプレミアムビールを購入するのとそこまで大きな違いはない。
観光先でビール6缶セットを買うのはそれなりにハードルは高いが。
そして一番の問題は、アルコール類を公共の場で飲むことが現地の法律で禁止されていること。
南国ハワイでビール瓶片手に町を闊歩し、ビーチで美しい海を眺めながらビールを満喫、ということが出来ない。
なのでスーパー等でそれなりに安くアルコールを購入できたとしても、ホテルの自室以外で飲む手段がないのである。
と言いながら、地元の人間はそれなりに対策をしているらしく、アルコール類をタンブラーに移し替えた状態で飲んだり、缶にアルコールと分からないよう、布を巻き付けてさえいれば公共の場でもお酒を飲むことができるらしい。
ワイキキビーチでスポーツ少年団の給水に使うようなウォータージャグにジャックダニエルをこっそり注いでいるイケイケ黒人集団を見て流石に驚いた。
飲もうと思えば飲めるのだろうが、外国人観光客が真似するのは正直リスキーのように思えたため、大人しく僕らは現地の法に従った。
スーパーで売っている野菜や肉類はそこまで高くはないが、安くもない
旅行中、何度か現地スーパーマーケットを訪れて、野菜や肉類の価格を調べた。結論から言うと日本よりは高いが、レストランで出される料理ほど極端に高い訳ではない。
玉ねぎ中玉で95セント(130円)、牛豚合挽肉100gで150円程度くらい。
ハワイは離島で米国本土から離れていることを考えると若干高いのは仕方がないのかもしれないが、合挽肉に関して言えば日本のスーパーで購入する米国産合挽肉より高いのは何だか納得いかない。
衣料品はそこまで高くない。ただ靴下は高い。
食料品以外の物価も基本高いのだが、これはモノによってマチマチ
衣料品はアウトレット店に行けば日本より安く手に入る可能性があるらしい。
また日本ではあまり売っていないサーフブランド等は日本のその手の店より若干安いらしい(僕は普段サーフブランドの服を買わないので分からないが)
Buy one Get one 50% off の表記を良く見つけたため、複数同時購入すれば衣料品はそこそこお手軽価格で買えるかも。
TシャツやハーフパンツはABCマートのノンブランド品であればUSD 20-40くらいで買える。これもそこまで高くはない
ただ靴下は高い。異常に高い。
フォトウェディングも兼ねた新婚旅行だったのだが、撮影に必要な白い靴下を日本から持ってくることを忘れたため、慌ててホノルルのGAPで靴下を買わざるを得なかったのだが、一足でUSD 15ドルという目玉が飛び出る値段。
靴下1足で2000円である。ありえない!
因みに全く同じGAPの靴下は日本のGAPで990円で売っております。
因みに黒い靴下であれば、スポーツ用品店で3足セットで9ドルくらいで売っていた。
ハワイでは白い靴下の需要がないからであろうか?
お土産はドン・キホーテか各種スーパーのプライベートブランドが安い。
ハワイ特有のお土産は至る所で売っているので買う場所に困ることはないが、場所によって値段は結構違う。
ライオンコーヒー、ハワイアンホーストやマウナロアのマカデミアナッツなど超メジャー所については、5泊の旅行で調べた限りではドン・キホーテが一番安かった。他と比べて1ドルから2ドル程度安い。
またブランドに拘らなければ各種スーパーで売っているプライベートブランド品がかなり安い。ブランド物のお土産より5ドル程度安い場合があるので、ハワイと言えばこれだろ!という拘りがなければ、スーパーのプライベートブランドの方が個人的には良いと思う。味もぶっちゃけそこまで違いがあるとは思えなかったしね!
雑貨類小物類は吃驚するくらい割高に思えるものも
知り合いにあげるちょっとしたお土産となる雑貨類・小物類も至る所に売っているが、ステッカー、マグネットやキーホルダー、栓抜き等は、モノによっては信じられないくらい割高なものもある。
悲しいことに「コレ洒落てるじゃん!」というものに限って異常に高い。
冷蔵庫に張るちょっとしたマグネットなのにUSD 10越え、10cm四方のステッカーなのに12ドル超えるものすらある。
これら高額な小物類は、3,4ドルのものに紛れてシレっと紛れているので、面倒くさからず逐一値段を調べた方がよい。
現地での支払い方法とチップについて
ハワイはアメリカ、カード社会と言いながらも、実際はキャッシュが必要になることもそれなりにあった。
また日本人には理解しづらい、そして永遠に理解できないであろうチップという悪しき文化については結局良く分からないまま5泊7日過ごすこととなった。
ほぼ全ての店でカードは使えるが、カード払いでは手数料がかかる店も
アメリカはカード社会なので基本クレジットカードでOK。ワイキキ近郊であれば数ドル程度の少額でもカード払いができる。特にほぼ全ての端末でVISAタッチによる決済ができるので支払い手続き自体は楽。(VISAタッチが上手く認証できない時も結構あったが)
だが運河を越えてローカル色の強い店に行くと、一定金額を越えなければカード払いができない店、キャッシュオンリーの店も中にはあった。
また個人経営の店の中にはクレジットカード払いの場合は手数料として3%-5%程度上乗せされる店、現金払いだと額面から3%割り引くからキャッシュ払いを促してくる店も一部にあった。
日本の場合、カード決済手数料は原則店舗負担であり、利用者が負担するのは規約違反になる筈なのだが、アメリカでは違うのだろうか?
Chatgptに聞いてみた所、ハワイ州では事前に顧客に対して明示する必要がある等一定の条件をクリアすればクレジットカードの手数料を顧客に転嫁することは出来ることになっているが、競争力を高めるためにクレジットカードの手数料については店舗負担にしている店の方が多い、とのこと。
なんとクレジットカード手数料転嫁が合法なのである。
一応、支払い時に手数料分が割り増しになる旨、店側は事前に告げてはくれるが、ただでさえ物価が高く、さらにチップ等余計な費用もかかるのにクレジットカードの手数料まで利用者に転嫁されるのは納得できない、と正直思う。
一番納得いかなかったのはホノルル動物園の入場料。
入場料は19ドルなのだが、カード払いの際は0.45セントと僅かな金額だが4 %近く手数料がかかっている。
ホノルル市が管理運営しているのに堂々と手数料を利用者負担にしているのである。ローカルの個人経営の店ではなく行政が率先してやっているのである。
なお、チケット売り場にはこの手数料はホノルル市の法(条例?)で定められた適切な手数料である云々と長々とカード手数料を利用者負担することは合法であると説明書きがある。
これがリーガル面でしっかり準備しているから俺ら悪くないから文句言うなと事前に釘刺してくるのが悪い意味で妙にアメリカっぽく、なんだか腹立たしい。
0.45セントなんて大した金額ではないと言えばそれまでだが、その大した金額ではない手数料をホノルル市が動物愛護を楯に負担を迫る構図が何とも不愉快に思えてならなかった。
よく分からない習慣、チップ。飲食店はカードでも払える
最後まで分からず、不快感しか得なかった習慣、チップ。
飲食店のチップについてはカード払いで問題なくいける。
伝票には最低何パーセント(大抵18%)のチップが必要であり、各パーセント毎のチップ金額がご丁寧にも記載されているので、わざわざ計算する必要ない。
そしてカードで決済する際、総額の何パーセント分をチップで支払うか選択する画面が端末で出てくる。チップ何パーセントか選択しなければ決済が出来ないのでご丁寧にもチップの支払い漏れがないようになっている
(そこまでしてチップ制度を維持する必要があるか疑問だが)
ただ店によってはカード払い後、レシートに手書きでチップを記載し、別枠でチップ費用がカード払いで引き落としされるシステムの店もいくつかあり、店によって微妙にシステムが違うので結構混乱した。
なおチップを支払う必要がない、ウェイターが給仕しない、カウンターで受け取るタイプのカフェやフードコートでもカード決済端末にチップを支払うよう促す画面が出てくるが、支払う必要はないので端末の端にあるSkipという項目をクリックすればチップを支払うことなく決済を済ませることができる。
地元の人間もこの種の店では誰もチップを支払っていなかったので、堂々とSKIPを押そう。
送迎車やアクティビティのチップは必要なの?
飲食以外でチップが必要なものにはホテルのポーターやベットメーキングなどが有名であるが、1ドルから2ドル程度と相場も決まっており、発生するタイミングが限られているのでそれほど問題にはならない。
だが一番よく分からなかったのが送迎車や各種アクティビティのチップ。
この種のアクティビティで日本人だと認識される度に、流暢な日本語で書かれた説明ボードを見せられて各種重要な説明事項を確認できるようになっている。
これはこれで結構ありがたい
だがどのボードや注意書きにも
「事前にお支払い頂いた料金には、チップは含まれていません。アメリカの商習慣に従い必ずチップの支払いをお願いします。相場は10-20ドル程度云々」とご丁寧にもチップを絶対払え、と銘打たれているのである
郷に入っては郷に従え、とは言うが、ここまでピンポイントでチップを支払うべしと言われると興がそがれる。日本人は何もアメリカ・ハワイ文化わかっていないから態々あんたらの母国語で注意喚起してやってるぜ、というヤンキー達たから嘲笑されている気がして嫌な気持ちになる。
世間体を考えて毎度10ドルから20ドルキャッシュで支払ったが、心付けを強制されるのは正直良い気持ちはしない。円安で負担がデカい、というのもある。
そして一番モヤモヤしたのは、この種のチップを他の白人観光客、特にアメリカ人ではない豪州NZ系の人は全くチップを支払っておらず、それでも問題なく、非難を受けずに対応できている所を見てしまった時である。
人を介するサービスは必ずチップを支払わなければいけない
そう事前学習で学んでいたのだが、非アメリカ人の白人でチップ文化がない地域から来ている人だったら払わなくていいの?それっておかしくない?
そのような事態に出くわしたのは数回なので一般論としていうのは憚られるのかもしれないし、たまたま僕らと同行したオージーやNZ人がそのような特殊な人間だっただけなのかもしれないが、失われた30年に苦しむ黄色人種の僕らだけヘラヘラしてなけなしのキャッシュを払い、それなりに経済成長出来ている白人たちが平然とチップ代をセーブできている光景というのはグロテスクとしか思えなかった。
結論
ハワイは全てが高い!でもすごく幸せな場所!
幸せになるにはお金がそれ相応に必要!当たり前っちゃ当たり前の事実を身をもって、そして身を削って味わった初めてのハワイ。
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